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カナディアンロッキーへ
次はアジア紀行


    1. 成田 → サンフランシスコ → カルガリー → キャンモア
    2. キャンモア → バンフ
    3. バンフ → レイクルイーズ
    4. レイクルイーズ → アイスフィールドパークウェイ → ジャスパー
    5. ジャスパー 
    6. ジャスパー → エドモントン
    7. エドモントン → カルガリー
    8. カルガリー → サンフランシスコ →
    9. → 成田


【9/6】


 サンフランシスコに朝到着し、昼にカルガリー到着。レンタカーを借り出してカナディアンロッキーの入り口を目指しました。

 はじめのうちは360度ひろがる大平原でしたが、東の彼方に連なるロッキー山脈が近づいてきます。

 今日はバンフ国立公園の入り口手前にあるキャンモアという小さな村に宿を取りました。毎度のベストウエスタンです。

【9/7】


 国立公園の料金所を抜けて、カナディアンローッキーの表玄関バンフに向かいました。
 トランスカナダハイウェイを離れて未舗装の脇みちに乗り入れると、そこここに野生のエルクが草を食んでいます。初日は野生動物が珍しくて、車を停めては写真を撮ってました。

 今日の宿はバンフ・スプリングスホテル。相当高級なイメージがあったのですが、日本から直接電話で聞いてみると、国立公園内の他のホテルより少し高い程度だったので、奮発しちゃいました。
 中世の城のような外観、アンティークな客室、ショッピングモールやプールもあって、ゆっくりできました。

【9/8】


 ホテル近くにボウ川の滝があったので、朝いちで行ってみました。映画好きな人には有名らしいのですが、まぁ、こんなもんかと。
 午前中はアッパー・ホット・スプリングスという温泉でまったりしたり、洞窟から湧き出る温泉を訪ねたり・・・。

 午後からレイクルイーズに向けて走りました。
 トランスカナダハイウェイは快適な高速道路でつまらないので、旧国道の1Aを選びました。ボウ川沿いに遡っていくと大陸横断鉄道の鉄路がいい雰囲気でした。
 途中の公衆電話からホテル数件に電話をかけ、空いていたレイクルーズインというコテージにチェックイン。
 日が落ちてからレイクルイーズ湖畔に行ってみたら、真っ暗闇だったのでおとなしく寝ました。 

【9/9】


 いい天気でありますように。カーテンをあけたら晴天でした。

 レイクルイーズへ行く前に午前中が素晴らしいと言われているモレインレイクへ。
 緩い山道を登って行くと、青空と白い岩峰、鏡のような青い湖面と3拍子揃った風景が目の前に広がりました。
 ホテル・レイクルイーズから見たショット。絵になりすぎるほどです。ホテルによって芝生が刈り込まれ、花やリスが出迎えてくれました。
 天の邪鬼なもので、あまりにも絵葉書的な風景に気恥ずかしくなってしまいます。人の手の入っていない景色はないかなぁと考え、レイクルイーズを見下ろす天上の素朴な湖、レイクアグネスまでハイキングしてみました。
 喧騒をはなれ往復3時間。樹叢のなかを登っていくルートはリスがいっぱいでした。
 
 
 昼を大きく過ぎてから、アイスフィールドパークウェイを北上しました。ジャスパーまでは230km、。
 ボウ峠を越えて現れたボウ湖やペイト湖はエメラルド色の湖面を湛えていました。
 サンワプタ峠を越えるとコロンビア大氷原。

 ジャスパーには、すっかり陽が暮れてからの到着になりました。泊まるところを探さなきゃ。とりあえずダウンタウンを周回ししましたがNo Vacancyの札ばかりです。仕方ないのででホテルリストを手に入れ、安い順に電話をかけまくりました。でも、どこもいっぱい。最後に一番高級なJasper Park Lodgeにチャレンジすると幸運にも空いてました。しかも当日キャンセルの部屋なので安くしてくれるといいます。あぁ、よかった。行ってみると広大な敷地の中に点在するコテージでした。 

【9/10】


 昨夜は暗くてわからなかったけど、キャビンはBeauvert湖岸に建っていました。朝起きて湖岸を散歩すると岩塊と湖が爽やかでした。
 チャックアウトして駅前にあるへ。今日はマリーン湖へ行く予定ですが、昨夜みたいに宿探しで苦労するのを避けるため、出かける前に決めておくことにしました。ダウンタウンの東側で探し、ピラミッド湖畔にあるPyramid Lake Bungalowsに電話をかけると95$のロッジが空いていました。

 宿も決まり、いざマリーンレイクへ。50kmほどの道のりですが午前中は逆光になると聞いていたので、ゆっくり行くことにしました。
 
 
 小さなジャスパーの街を離れると、すぐに大自然の真っ只中。道路わきに動物たちの姿を眼にしました。
 ヘラジカ、熊、オオカミ、エルク・・・ 
 マリーンレイクに到着。湖畔の駐車場に車を停めて、往復1時間半のボート遊覧を申し込みました。
 クルーズは輝く岩山と氷河、それに針葉樹に囲まれた湖面を滑っていきます。奥まで進み、湖岸を少し歩くと、カナダといえばこれって感じのポスターでお馴染みの風景に出会うことができました。

 マリーンレイクからの帰路、マリーン渓谷に寄り道。垂直に深く削られた渓谷を巡るハイキングコースを回って、ピラミッドレイクへ向かいました。

【9/11】


 氷河と針葉樹の世界だったカナディアンロッキ−に別れを告げ、今日は大平原の街、エドモントンを目指します。
 大平原に出る前に温泉を楽しもうと、ジャスパーから約1時間のミエテ温泉へ。
 温泉と言っても屋外プールの雰囲気なのですが、湯温は日本の温泉に近いもので、旅の疲れが癒されました。
 アルバータ州の州都エドモントンまでジャスパーから約350km。ロッキーの山塊を駆け下りて、フロントウィンドウに大平原が広がったときは「うぉぉ」ある種の感動を覚えました。でもその後はずーっと変化のない景色・・・→飽きました。
 左は州立議事堂の夜景。
 世界最大のショッピングセンターであるウエストエドモントンモールはホテルや人工ビーチ(宮崎にあるようなもの)を併設したものでした。確かに広かった。
 今日は市の中心部を流していたらハワードジョンソンが空いていたのでチェックインしました。

【9/12】


 エドモントンからカルガリーはまっすぐ南下すると300km。途中、東へ寄り道してバッドランドと呼ばれるエリアを訪れることにしました。
 このバッドランド、氷河期後の融けた水で大平原が侵食されたという荒涼としたエリアで、火星の表面のような風景が広がっています。
 ショートカットしようとしてインターステイトを離れて州道を走っていくと面白いものに出会いました。川に道路が浮かんで行ったり来たりしてます。フェリーの元祖のようなものですが、全長20m弱の道路の形態をした渡し舟で、興味深かったです。ちなみに無料。
 バッドランドの中心地ドラムヘラー近くにティレル古生物博物館があります。ここでは恐竜をはじめとする古代からの展示が見られるということで楽しみにしていたのですが、到着してみると閉まっています。夏は9時までということなのですが、訪れた九月はじめは夏ではないらしく、到着したのは5時、無情にも閉館も5時でした。

 諦めて一路カルガリーへ。予約してあった空港近くのベストウエスタンに荷物を置いて夕食がてら市中心部へ。カルガリータワーに登って夜景を眺めたあと、食事にしました。

【9/13】


 カルガリー空港からカナディアン航空でサンフランシスコへ。
 窓の下のロッキー山脈を飛び越えて西海岸へ向かいました。
 
 今回、サンフランシスコはトランジットのみ。

【9/14】


 成田に到着。

 今回はカナディアンロッキーと大平原を周遊するコースでした。各地で1泊ずつの行程だったのですが、後半の大平原はロッキーの美しい風景のあとでは物足りない印象です。
 次はジャスパーあたりに滞在するような行程を組みたいと思っています。
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