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アメリカ中西部
次はFlorida


    1. 成田 → ラスベガス
    2. ラスベガス → グランドキャニオン → チューバシティ
    3. チューバシティ → モユメントバレー → モアブ
    4. モアブ → アーチーズ国立公園 → フリスコ
    5. フリスコ → グランドレイク → ミルナーパス → エステスパーク
    6. ロッキーマウンテン国立公園
    7. エステスパーク → ボウルダー → デンバー
    8. デンバー → サンフランシスコ →
    9. → 成田


【9/2】


 ラスベガスは来るたびに変わっています。
 初めて来た時は、まだ酒と紫煙の似合う高さを抑えたカジノホテルが主流でした。サーカスサーカスホテルがアトラクションで客を呼んでいたのが珍しかったっけ。
 街全体が親子連れで賑わうテーマパークみたいになるなんて想像できなかったです。それにホテル代が高騰していてビックリ。

 今回はラスベガスで車を借りて中西部を回り、デンバーで返却することにしました。州としては、ネバダ、アリゾナ、ユタ、コロラドです。

 ハーツレンタカーの乗り捨て料は$500でした。

【9/3】


 93号線でフーバーダムを過ぎるとアリゾナ州。キングマンからはインターステートではなく旧道の66号線で東へ向かいました。

 ルート66は、現在では走る車も少ない2車線道路です。小さな街が昔日の面影を残していました。

 ウィリアムズから北上する道は、この周囲では珍しく針葉樹林の中を通っていきます。ルート66でゆっくりしたせいか、グランドキャニオンに着くと陽が傾き始めていました。

 グランドキャニオンのサウスリムをうろうろしているうちに陽が落ちました。暗闇のなか、夕方に電話で予約したチューバシティのモーテルへ急ぎました。

【9/4】


 以前泊まったことのある Tubacity Hotel は Quality Inn Navajo Nation というチェーンになっていました。

 さて、
モニュメントバレー。実は約10年ぶりの訪問です。驚いたのはビジターセンターや駐車場が整備され、立派な観光地になっていたこと。ビジターセンターの屋上テラスからは西部劇そのままの風景を堪能できるようになっていました。

 ただし、ナバホ居住区に入ると昔のまま未舗装の道が続いています。居住区のなかでは見るからに日本人と同じDNAを持っていそうなアメリカ先住民が簡素な家で生活を営んでいました。繁栄する米国とのものすごい落差をまのあたりにして複雑です。ビュートと呼ばれる岩山は真下から見上げると圧倒されるほどの大きさでした。(というより太古には高さ300mのビュートの上までが地平だったわけですね)

 馬蹄形に蛇行する峡谷で有名なキャニオンランズN.P.に寄り道し、宿を探しながら191号線を北上しました。モアブでベストウェスタンを見つけチェックイン。。

【9/5】


 昨夜の到着が日没後だったのでわかりませんでしたが、モアブの街は岩山に囲まれた特異な景観の街でした。

 アーチーズ国立公園のアーチ型の岩は1500ほどあるそうです。昨日のモニュメントバレーもそうですが、コロラド川の浸食により残った「芯」の部分だというのが不思議です。自然の造形に感服してしまいます。。

 一旦北上したあと、ロッキーを目指しインターステート70号線を東へ走りました。コロラド川の谷を右に左に見ながらのドライブです。

 コロラド州に入り、フリスコでベストウエスタンを見つけたので泊まることにしました。

【9/6】


 フリスコはアスペンとならぶスキーリゾートで、周囲にはスキー場がいくつもありました。夏は避暑リーゾートといった雰囲気で街もお洒落な感じがしました。

 エンパイアから40号線を北上しロッキーマウンテン国立公園へ。公園入り口にあるグランドレイクに立ち寄りました。昨日までの荒涼とした風景とは一変した山と湖の世界です。

 国立公園のエリアに入り、山岳道路で高度を上げていきます。アメリカ大陸の分水嶺、ミルナー峠の標高は3279m。雄大な景色が広がっていましたが空気も薄かったです。

 峠からは麓のリゾート、エステスパークまでトレイルリッジロードを下りに下りました。

 ロッキー国立公園についてはロッキー編で。

【9/7】


 国立公園内にはいくつものトレイルがあって悩んでしまいますが、まずベア・レイクに行ってみました。

 夏のベア・レイクの駐車場は満車状態と「歩き方」に書いてあったので早めに出発しました。そのとおり着くと駐車場は満車でしたが、トレイルが短いせいか回転も早く、少し待っていると停めることができました。

 ロングスピークを湖面に映すベア・レイク一周のトレイルは整備されていて歩きやすいトレイルでした。知床五湖を想い出しました。

 午後は昨日の分水嶺近くまで未舗装路を走るオールド・フォールリバー・ロードへ。登りの一方通行のうえ通る車も少なく、自然豊かなドライブになりました。

【9/8】




 購入したトレッキングガイドを見て滝を見に行くことにしました。

 アルバータ・フォールズ、場所は昨日のベア・レイクの近くです。車を停めて森林の中を歩いて行くと岩場を流れ落ちる滝に到着しました。高さはそれほどでもないのですが、何段にも重なった奥行きのある滝で、可愛いリスが愛嬌を振りまいていました。

 公園内の道路は野生動物の群れに出くわすこともしばしば。鹿、エルク、ビッグホーンシープ・・・。大自然と野生動物を堪能したあとは、高橋尚子で有名になったボゥルダーを経てデンバーへ向かいました。

 コロラド州の州都デンバーは標高1600m。人口も60万人弱と小振りで、気持ちのいい都市でした。

 州立議事堂周辺を散策したのち、ダウンタウンへ。賑わいのある繁華街というのはラスベガス以来、数日振りだったので、妙に明るく感じました。

 ハードロックカフェがあったので、巨大なステーキを注文。相変わらず硬くて途中で疲れてしまいましたが、まぁ、これもアメリカ。

【9/9】


 デンバー国際空港で無事にレンタカーを返却。
 
 サンフランシスコで乗り換えて帰国の途に着きました。

【9/10】


 夕方、成田に到着。

 今回は前半が自然の造形美、後半が野生動物が心に残りました。

 幸せの青い鳥も見つけました。 ← ?
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