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ソウル 博物館日帰りの旅
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    1. 羽田 → ソウル → 羽田


【8/14】


 日本航空のサイトでマイル残高をチェックしたら、まもなく有効期限が切れるマイルが1万近くあることに気付いた。
 失効させてしまうのはもったいない。
 といって、北海道は優待券の期限が切れる前の5月末に航空券だけ買ってあるし、九州は先日行ったばかりだし、というわけで今年も韓国に行くことにしました。
 8時20分に羽田を出発し、定刻の10時40分に金浦空港に到着。
 今回は羽田で両替を済ませておきました。(両替は5000円→65000ウォン)

 ソウル市内へは地下鉄9号線を利用です。
 ソウル市内の交通機関で使える磁気カード。
 プリペイド方式を使うと一回ごとのカードに比べて10%割引(片道1000ウォンなら900ウォン)になるし、下車するたびにデポジット清算しなくて済むし、ということで、今回はプリペイド方式のカードを購入しました。
 Tmoneyと呼ばれています。
 空港の3階にあるセブンイレブンで購入。チャージはされていなくて2500ウォン。とりあえず5000ウォンだけチャージして地下鉄に乗り込みました。
 金浦空港から最初の目的地、宣陵までは高速バスターミナル駅と教大駅の2箇所で乗り換え。
 駅のホームには巨大なiPadみたいなタッチスクリーンの案内板が設置してあって、路線図や市街地図、名所や有名店の情報が得られるようになっていて便利でした。

 親子連れのお父さんは巨大iPadと格闘中。
 左端のお母さんは折りたたみ傘で子供の頭をトントンと叩いていましたが詳細は不明です。
 宣陵
 李氏朝鮮9代国、成宗の墳墓です。日本でいうと足利義政のころです。2009年6月にユネスコ世界文化遺産に登録されました。

 鳥居みたいのは王陵の入口であるホンサル門。奥に見えるのが祭祀が行われる丁字閣という建物です。
 
 陵の手前には、武人石、文人石、石馬などがありました。
 ソウルのなかでも近代的ビルの立ち並ぶ江南地区なのに、この一角だけは時間が止まったかのような雰囲気でした。
 武人石です。
 柵の中は10時と14時、16時の一日3回だけしか入っちゃいけません、って書いてありました。入っちゃってごめんなさい。
 世界遺産を見学したあとは再び地下鉄で移動。
 4号線の二村駅で下車して国立中央博物館へ向かいました。

 この博物館、大韓帝国の時代の1908年、昌慶宮に造られた朝鮮皇室博物館がおおもとだそうです。
 紆余曲折を経て在韓米軍の龍山基地が撤退後、その跡地を整備して2005年にオープンしました。
 
 韓国歴史教育の一環なのか、ここのところずっと常設展示館は入場無料です。
 入ると「韓国5000年の歴史」という系図が飾られていました。
 敬天寺十層石塔
 吹抜けの館内にドーンと建ってます。
 高麗1348年、慶?南道開豊、高13.5m、国宝 86号と説明がありました。
 3階の美術館にある「金剛弥勒菩薩半跏思惟像」
 こちらは国宝83号のほうの「金剛弥勒菩薩半跏思惟像」
 広隆寺「木造弥勒菩薩半跏思惟像」に酷似しているとか、だから朝鮮から日本に文化が伝わったんだとかいろいろ言う人がいますが、当時流行った半跏思惟像なんだから似ててあたりまえ。語弊を恐れずにいうと、日本の半跏思惟像のほうが数段いいお顔をされてるし、広隆寺のものがお手本になったんじゃないかと思いました。
 考古館、歴史館、美術館と見て回り、最後はアジア館。
 そのなかに日本室がありました。
 文禄・慶長の役(倭乱というらしい)とか韓国併合とかあったら嫌だなぁと思いながら覗いてみたら、特に反日的なものはありませんでした。
 特にこれといったものは無い感じでしたが、朝鮮通信使の描かれた屏風には人が集まっていました。
 
 博物館では午後の3時間弱を過ごしました。
 売店では図録を物色。日本語のものはなんと50000ウォンもしました。これ、ぼったくり値段でしょ。5千ウォンじゃなくて5万ウォンですよ、日本語のだけ。
 でもせっかくなので買いました。

 二村から地下鉄で空港へ。
 今回も羽田で買ったおにぎりを食べただけで、韓国では焼肉どころか何も食べませんでした。お金を使ったのは地下鉄とPETのお茶と図録だけ。
 帰りの飛行機ではお腹が減っていたので、機内食代わりのお弁当、美味しかったです。
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