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2005年2月11日、静岡ICから国道1号を経由して訪れました。
峠の歴史は古く奈良時代まで遡ります。
白村江の戦で大敗を喫した大和朝廷は、防衛のため東国の武者たちを北九州で防人として使役しました。このときに越えたのが日本坂で万葉集にもうたわれました。
その後、平安時代には「伊勢物語」にも出てくる「蔦の細道」に移ります。
さらに豊臣秀吉の北条攻めの際には現在の旧東海道が開かれました。
明治9年に壁面を木枠で支えて、カンデラが設置された車道用トンネルが掘られましたが、明治29年にカンデラの失火により崩落してしまいます。明治37年に写真の煉瓦造りのトンネルが完成しました。
その後、昭和5年になると北側に宇津ノ谷隧道が新たに開通し、さらに昭和34年には国道1号新宇津ノ谷隧道が、平成10年に現在の下り2車線に使われている新しいトンネルが開通しました。 |
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