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2005年11月13日、コンクリート橋に架替えされ、その姿を消すと聞いて余部橋梁を訪ねました。
余部橋梁は明治45年に完成した高さ41.45m、長さ309.42mの鉄橋で、鋼材をやぐら型に組んだ日本一のトレッスル式鉄橋として知られています。(Trestle:架台)
昭和61年に突風による列車転落事故が起きてから、風速20m以上で列車の運行を見合せようになり、冬季を中心に年間300本が運行中止になるそうです。
老朽化と定時性確保の両面からコンクリート橋への架け替えが本決まりになり、2006年春に着工するというニュースを眼にし、冬が訪れる前にと、あわてて旅の手配をしました。
ディーゼル機関車の牽く寝台特急「出雲」も春のダイヤ改正で姿を消すと聞き、ならばぜひ撮りたくなりました。前日に空路で鳥取に入り、朝6時にホテルを出発。レンタカーで余部へ向かいました。
鉄橋下の駐車場に車を停め、案内に従って山道を登り鉄橋たもとの余部駅へ。撮影ポイントと書かれた高台に登って待っていると、定刻通りの7時10分に列車が鉄橋を渡りました。 |
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