たけちん認定 土木遺産 

福岡県 大宰府市 水城

 はじめて訪れたのは2003年3月3日。会社の用事で福岡を訪れた際に竹ちんとふたりで来ました。
 水城とは、白村江の戦に大敗した天智天皇が、新羅高句麗の来襲を怖れて大宰府防衛のために築いた土塁。幅70m、高さ14m、全長約1.2kmに及ぶもので、大宰府手前の平野のくびれた部分を塞いでいます。前面には深さ4mの堀があったそうです。
 たけちん認定土木遺産としては最古のものです。その後も福岡に来ると何度か近くを通っていたのですが、どうも全景を俯瞰しないと感覚がつかめません。というわけで2008年10月、大野城跡のある県民の森に行ってみました。いろいろ探して岩屋山に登ってみたら、水城の全景を見下ろすことができました。写真の斜めに横切っているのが水城です。
 しかし、664年に築かれたという貴重な遺跡が九州自動車道によって分断されているのには驚きました。