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明治の鉄道創成期に官営鉄道の起点だった新橋駅と、私鉄であった日本鉄道の起点となる上野駅駅を結ぶための高架鉄道の途中駅として皇居正面に設置されたのが東京駅の起源。建設は日露戦争後に始まり、1914年(大正3年)に開業しました。
日銀や旧万世橋駅を手がけた工学博士辰野金吾と葛西万司が設計した東京駅は鉄筋レンガ造り3階建てという華麗なものでしたが、昭和20年5月、米軍の空襲により焼失してしまいます。
戦後12月から修復が開始されましたが、敗戦直後のため戦闘機の廃材などを利用し、2階建てに縮小した姿で再建され現在に至っています。
いま東京駅を見ると威風堂々といった感じを受けますが、この姿でさえ「とりあえずの姿」だったとすると、本来のドームを持つ3階建ては、さぞや威容だったろうと思われました。
八重洲口とともに生まれ変わろうとしている東京駅。2010年完成目標という開業当時の姿への復元工事が終るのが楽しみです。 |
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