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東京駅、南高橋に続くご近所第3弾は歌舞伎座。
幕末の幕臣、外国奉行だった福地源一郎は、明治維新後に「江湖新聞」を発行し薩長による明治政権を批判します。このため投獄されたりしますが後に東京日日新聞社を設立しジャーナリストの草分けとして存在を示しました。その福地源一郎が、後半生で取り組んだのが演劇の改良と劇場の開設。
そして明治22年に東京市京橋区木挽町に開設されたのが歌舞伎座。日本唯一の歌舞伎専門の常設劇場です。
大正に入ると松竹の資本下となりますが、その後は火事や関東大震災、さらには東京大空襲により全焼するなど幾多の変遷を辿ることになります。
空襲では正面の一部を残してほとんど焼失してしまいましたが、昭和25年に桃山風のファザードを活かして再建されたんだそうです。
最近では老朽化のため建替えの計画が進んでいると聞きます。歴史と風格ある意匠が存続するといいなぁと思います。 |
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