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栗木野橋梁 |
2008年10月12日、以前から訪ねてみたかった旧宝珠山村の日田彦山線のアーチ橋群へ。
日田彦山線は、石炭産業の隆盛とともに開業した筑豊の小倉鉄道や豊州鉄道と、英彦山と日田地方を結ぶ日田線が延伸・接続して成立したそうで、なかなか歴史は煩雑です。
彦山線というと、終戦直後にGHQにより行われた火薬処理の際に山ごと吹き飛ぶという大惨事(二又トンネル爆発事故)を思い出しますが、今回はアーチ橋が訪問の目的です。
朝倉の三連水車に立ち寄ったあと、杷木から塔の元経由で大行司の交差点に出て、、さらに日田彦山線に沿って北上し、棚田で知られる筑前岩屋駅を目指しました。
3つのアーチ橋はいずれも昭和13年の開通だそうです。当時の資材難から無筋コンクリートとする解説と、鉄筋の代用として竹木を使用したという解説がありますが、いずれにしろ棚田の里によく映えるコンクリートアーチ橋で、デザインの重要性を感じさせてくれました。
なかでも宝珠山橋梁は、昨年放映されたフジテレビ系列のバラエティ番組で、「日本でいちばん美しい鉄道橋」に選ばれたのだそうです。
冬にはライトアップも行われるそうで、いつか幻想的な風景も見てみたいと思いました。 |
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