南蛮のみちU サグレス岬へ
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 9月15日、リスボンをあとにヨーロッパ大陸最西端のサグレス岬を目指しました。
 高速道路E1を南下したのですが、4車線の高速だけではつまらないので、時々昔ながらの旧道を選びました。
 道の両側にはコルクの林が広がっていました。
 アルカセル・ド・サル
 イスラム風の古城が白い壁の市街地の上に建っていました。
 グランドラ
 パスティス・デ・ナタの店を見つけて休憩しました。
 司馬さんが
「りっぱな遊歩公園があることに感心した。町に男の老人が多かった。その老人たちのぜんぶが、帽子をかぶっていた」と記していますが、ほんとにそのとおりでした。
 シルヴェス
 もう少しで大西洋
 ラゴス バンデイラ岬要塞
 ラゴスは古くから大西洋・地中海交易の要として栄えてきました。そのため海賊や外国から襲撃を受けることも多く、街の周囲は城壁で囲われています。
 1415年、エンリケ航海王子が、この入江から北アフリカのセウタに渡りました。ヨーロッパ人がユーラシア大陸から外へ踏み出した瞬間です。
 サグレス岬
 大西洋に夕陽が沈むまで海を眺め、司馬さんも泊ったホテル・ダ・バレェイラに向かいました。
 9月16日、サグレス岬にあるサグレス要塞へ
 城壁や兵舎、教会や大砲が遺っていました。エンリケ航海王子の航海学校の跡です。
 サグレス岬
 サグレス岬の灯台
 ユーラシア大陸の果て、というより沢木耕太郎「深夜特急」のイメージが強いです。
 サグレス岬から見たサン・ヴィンセンテ岬
 サン・ヴィンセンテ岬と大西洋の波
 司馬さんの「南蛮のみち」の終着点です。
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