早川町赤沢
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 10月23日、中央道を甲府南で降りて富士川に沿って国道52号を南下。南アルプスの懐に抱かれる早川町を目指しました。日蓮宗総本山の身延山の手前を右に折れ、早川の流れを遡りました。
 赤沢宿への案内を見落としてしまい、道を間違えて七面山参詣道の石段の下に出てしまいました。
 でも、おかげで身延山と奥の院である七面山。そして赤沢宿の位置関係がよくわかる案内板に出会いました。
 赤沢宿は中世の頃から身延山と七面山を結ぶ山岳信仰の宿場だったそうです。七面山は女人禁制でしたが、徳川家康の側室「お万の方」がお参りしたことで禁が解かれてからは、「講」と呼ばれる参詣客で賑わったそうです。
 赤沢宿は宿場であるとともに、江戸への木材供給地としての役割も備えていたそうです。身延山から七面山へ向かう急勾配の身延往還に沿って建物が並んでいます。 
 来るときに通った早川沿いの県道が戦後に整備されてからは、七面山に参詣する人々から赤沢宿は忘れられるようになりました。石畳の参詣道に面した旅籠屋の軒下には、マネキ札と呼ぶ講中札が今も並んでいました。
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