泉村 五家荘
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 5月6日。平家落人伝説の残る九州の秘境、五家荘を訪ねました。
 人吉から国道445号を北上します。ダム建設で作り替えられた五木までは快適な2車線道路です。五木にある道の駅には、ダム建設以前の白黒写真が飾られていました。
 五木を過ぎると道は急に狭くなり、すれ違い困難な崖道になりました。
 五家荘とは平家落人が九州山地奥深くに逃げ延び、地図に矢を放って隠れ住む里を5つ決めたことに由来し、椎原、仁田尾、樅木、葉木、久連子の5つの集落を指します。
 五家荘の中でも一段と山間に入り、宮崎県椎葉村と背中合わせに位置する集落が樅木地区。
 険しい谷間には今も吊橋がかかっています。
「平家の里」というのがあるそうなので行ってみました。
 平家の里。移築された茅葺屋根の民家がならんでいます。奥に進むと厳島神社を思わせる神殿造りの資料館がありました。玄関を入ると平家の旗印である「八幡大菩薩」の赤旗が飾られています。
 梅の木轟公園吊橋
 深い谷を渡る橋長116mは日本一に長さだそうです。高さも55mと目もむらむばかり。
 ただし古い物ではなく、1989年に架設されたPC吊床版橋です。

 さらに445号を北上しますが、道は相変わらずすれ違い困難。二本杉峠を越えると急勾配で砥用の町へ駆け下ります。砥用まで走り、何時間ぶりかにセンターラインの白線を見たときは少しほっとしました。
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