東洋町甲浦白浜
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	５月３日、徳島県椿泊から国道５５号を南下しました。宍喰町の水床トンネルを抜けると高知県です。 　甲浦大橋の橋上から甲浦の港がよく見渡せました。
	甲浦白浜地区を訪れると、ちょうど五社神社の宮祭りの準備が行われていました。家内安全、海上安全、豊漁を願うお祭りだそうで、５月３日は宵宮、４日が神輿とだんじりだそうです。
	甲浦は室戸岬へ至る海岸線のなかで貴重な入り江であるため、古来より重要な港として栄えたそうです。古くは紀貫之、戦国時代には長宗我部元親の阿波攻略や山内一豊の土佐入国、江戸時代の参勤交代で利用された湊です。ちなみにＮＨＫの大河ドラマ「功名が辻」撮影の際、史実に基づいて甲浦に上陸したことにするか、司馬さんの著作のとおり高知浦戸に上陸したことにするか論争があったそうです。 　江戸中期から土佐東街道にかわって今の予讃線や高速道路に近い土佐北街道が参勤交代ルートになったため、藩にとっての重要な使命は終わったようです。そういえば、以前は大阪高知特急フェリーも寄航してたっけ。
	旧土佐街道の白浜地区は「ぶっちょう造り」呼ばれる町並みが残されています。である。上下に開く板戸があり、上側は庇、下側は縁台になる構造です。台風のときなどは上下とも閉めると頑丈な雨戸になるんだそうです。
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