日向市美々津
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 5月4日。前日は椎葉村を訪ねたあと、山道を延々と下って日向市に到着しました。
 朝、目覚めると快晴。国道10号を南へ下り、美々津を目指しました。
 耳川にかかる橋を渡って左折すると美々津の町並み。車を耳川に面した船着場らしき広場に停めて散策を開始しました。
 美々津は、神武天皇が東征のため大和へ向け船出した港と言われています。このことに所縁するらしく「日本海軍発祥の地」という碑が建てられていました。
 高鍋藩の重要な港に位置づけられていた美々津からは、良質な杉が大阪へ運び出されていました。豪壮な回船問屋や商家が残り、白壁土蔵造りの家並が続いています。
 明治維新の直後には、2年間ここに県庁が置かれていたそうです。
 上町、中町、下町の3本の道路は石畳がひかれ、両側には平入、妻入の入り混じった家々が並んでいました。回船問屋「河内屋」にお邪魔すると丁寧な案内を受けることができました。
 二階に虫籠窓を持つ豪宅は京風の造りになっていて往時の繁栄を偲ばせてくれます。

 このあとは国道10号をさらに南下して飫肥を目指します。
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