大崎下島 御手洗
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 三原港を10時に出航する高速船に乗ると50分ほどで大崎下島の大長港に到着しました。じょうりくして案内図を見ながら一思案。目的の御手洗地区まで距離感がつかめません。
 貸自転車も営んでいる商店で聞いてみたら「歩かれる人のほうが多いですよ」
 商売抜きに教えてくれました。というわけでお礼を言って徒歩。
 御手洗は江戸時代、北前船や各藩の交易船の風待ちや潮待ちの港町として栄えました。吉田松陰、坂本竜馬も立ち寄り、三条実美ら七卿が身を寄せた館も残っていました。
 町を見下ろそうと高台に位置する「歴史のみえる丘公園展望台」へ。御手洗の町並み保存地区はもちろん、瀬戸内の島々が箱庭のようでした。また、天気にも恵まれ四国の霊峰、石鎚山を拝むこともできました。ただし10月だというのに汗だくです。
 遊郭「若胡子屋(わかえびすや)」
 100人以上のおいらんを抱えていた大歓楽地だったそうです。内部は資料館になっていましたが、華やかというより哀史って感じでした。昭和33年売春防止法が施行されて歴史の一頁となったそうです。
 海岸沿いに江戸時代の高燈篭が建っていました。

 半日ほど御手洗を散策したのち、大長港から竹原行きの高速船で大崎下島を後にしました。
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