長崎市南山手
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 大浦天主堂の正式名は「日本26聖殉教者天主堂」。秀吉のキリシタン禁教令により、外国人宣教師6名、日本人信者20名が長崎で処刑されました。
 その26聖人へ祈りを捧げるために建てられた教会堂で、現存する日本最古の木造教会、国宝。
 原爆によりステンドグラスや祭壇、キリスト聖画像などが大破したそうです。
 グラバー園からは長崎の街と港が見まわせました。高層の建物が林立していますが、深い湾入と、取り囲む山々と様子は、きっと南蛮船が浮かんでいたころのまま。
 グラバー園内にある旧三菱第2ドックハウス。
 ドックハウスってなんだろうと思っていたのですが、船が修理のためドック入りしている間、乗組員が宿泊する施設のことだそうです。
 グラバー邸
 英国人貿易商グラバーの邸宅で1859年建築。日本最古の洋風木造建築だそうです。
 薩摩藩名義で長州藩が鉄砲を輸入した際の坂本龍馬とグラバーのやりとりを想像すると、この建物が見てきた歴史に興味が尽きません。
 「西洋料理発祥の地」の看板のある旧自由亭
 江戸末期に長崎市内伊良林神社近くにオープンしたレストランだそうです。
 グラバー園のなかには、日本最初のアスファルト道路なるものがありました。
 アスファルト舗装の歴史を調べたら、1870年にニュージャージーで最初に舗装され、国内では東京昌平橋で1878年に用いられたそうです。そうなるとこの二つの間なのかな。

 暗くなるまで長崎を楽しみ、諌早を経由して島原に向かいました。
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