佐原市佐原
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 11月27日、小春日和に誘われて佐原を訪れました。
 東関東自動車道を佐原香取ICで降りて、香取神宮を右手に見ながら走ると古い街並みのなかに入りました。
 忠敬橋を渡った左手にある駐車場に車を停めました。
 もともと東京湾に注いでいた利根川を東へ付け替えて銚子へ流すという「東遷」が江戸初期から始められ、佐原は米や物資を江戸へ運ぶ河口商業の中心地として栄えるようになったそうです。
 香取街道や小野川沿いには、往時の繁栄を偲ばせる建物が並んでいます。
 小野川沿いには、物資を荷揚げした階段が残っています。写真の建物は、江戸時代から醤油の醸造をしていたお店。
 橋の右手に見える建物が日本地図をつくった伊能忠敬の旧居。
 佐原の伊能家に養子になってから事業を3倍に伸ばしたと言われています。
 旧居の前に架かる橋は樋橋。
 灌漑用水路橋の上を人が渡れるようにしたもので、30分ごとに水が流れ落ちています。
 別名、じゃぁじゃぁ橋と言うそうです。
 小野川をはさんで旧宅の前に伊能忠敬記念館がありました。
 50歳で家業を譲って江戸に出て天文学と測量学を修め、55歳から71歳までの17年間を日本各地の測量に費やしたそうです。
 館内に、忠敬の描いた日本地図に現在のそれを重ねて展示してありました。殆ど違わない精度には驚きでした。
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