磨崖仏



 臼杵 古園石仏

 日本の代表的な磨崖仏といえば臼杵石仏でしょうか。
 福岡から中津、国東とまわって、2月23日、臼杵を訪ねました。
 東九州自動車道を臼杵ICで降りて、国道502号を西へ約2km。臼杵はアクセスがとても楽に到着しました。
 臼杵石仏と呼ばれている磨崖仏は、4つの石仏群に分かれています。入口に近い方からホキ石仏・堂ヶ迫石仏・山王山石仏・古園石仏の順にまわりました。あとで教えてもらったら、本当は満月寺にお参りしたあと、青年期をあらわす古園石仏から老年期をあらわすホキ石仏まで人間の一生の順序に回るのが正しいんだとか。
 これらの石仏が彫られている石は阿蘇溶結凝灰岩という軟らかい岩のため、平安時代後期〜鎌倉時代から長い年月を経て、風化・剥落が激しかったそうです。このため1980年〜94年に大修理が行われました。
 古園石仏の大日如来像も、地面に落ちていたものも元の位置に戻され、本来の姿に戻ったのだそうです。