磨崖仏

大門坊磨崖仏

 真木大堂(まきのおおどう)から県道655号をほんの数分、大門坊というお寺の崖に磨崖仏が彫られています。
 熊野磨崖仏や真木大堂の陰に隠れて、あまり知られていないようですが、風化して苔むした風合いが、いい感じです。
 目立つ2体は左が大日如来、右が薬師如来。わかりにくいけど左端に不動明王、さらにわかりにくいけど右端が多聞天です。
 磨崖仏が好きな人のあいだでは、多聞天の足元に踏みつけられて目を剥いている邪気が可愛らしくて人気があるんだそうです。「う〜ん、いいかげん重いよぉ」って言っているように見えます。