磨崖仏

狛坂磨崖仏

 白洲正子展を見に行って、紹介されていた磨崖仏に魅かれました。さっそく次の休日に新幹線で近江へ。
 金勝寺の素晴らしいほとけさまを拝観したあと、歩いて磨崖仏を目指しました。
 金勝山はその昔、聖武天皇が紫香楽宮を造営した際に鬼門押さえとして建立された寺院群。歴史は奈良時代に遡ります。
 その金勝寺は女人禁制だっため、山中に狛坂寺が建てられ、この磨崖面が彫られたと思われます。
 小休止を含み小1時間で狛坂廃寺跡に到着。磨崖仏の彫られた岩の面は高さ6m、幅4m。3メートルの阿弥陀如来坐像を中尊に、観音菩薩や勢至菩薩、周囲に12体の仏像が彫られています。
 歩いていく途中は下の写真のように岩峰の目立つ山塊で、ずいぶん山の中のような気がしました。眼下に走っているのは第二名神です。