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蘇州に石橋を見に行く 1
次は蘇州2


    1. 羽田 → 上海 → 蘇州
    
2. 蘇州市内 → 上海
    3. 上海 → 羽田



【12/22】


 2007年9月に羽田〜虹橋線が就航し、成田〜浦東線に比べて、上海へのアクセスが格段に向上しました。
 連休に空席があったので、急遽、2泊3日で蘇州の石橋を訪れることにしました。
 で、羽田空港です。国際線ターミナルです。ちっちゃいです。第二ターミナルから空港巡回バスが運んでくれました。初めてだったので、いちおう2時間前にチェックインしたんですが、出国手続きはあっという間。1時間45分くらい余っちゃいました。
 羽田9時10分発の飛行機は、瀬戸内海から五島列島の上空を飛行し、3時間半弱で上海虹橋空港に着陸しました。
 ボールペンをザックから出すのが億劫で、入国カードは機内で書いてません。入国審査のところで記入していたら、係員の人が早くしなよって催促しにきました。僕以外の人は、あらかじめ記入してあるらしく、審査場は僕だけです。せかされて入国。パスポートにスタンプを押すと、バタンと閉めて係員はひきあげていきました。
 入国後、10000円を両替。空港のレートは1元=17.1円でした。
 584.7元を手にしてビルの外に出ました。一服していると近づいてくる男あり。白タクかと思ったら「ノートパソコン買わない?」 IBM、コア2で500元だそうだ。断ると400、350と下げてくる。いらないよ、いらないよ。結構しつこかった。
 ターミナルビルを出て長距離汽車の標識を頼りに進むとバスターミナルがありました。
 中国語喋れないし、英語通じないし・・・。地球の歩き方の蘇州のページ見せたら、スムースに切符売ってくれました。
 次の便、13時30分発。料金50元。座席指定らしく座号14と印刷されています。100元渡したら48元のお釣りでした。手数料?
 バス乗車前にはトイレに行くこと。小学校の時以来、言われている鉄則です。なのでトイレを探したんですが、バスターミナルに見つかりません。近くにある公衆トイレに行ってみたら綺麗そうだけど有料。結局、空港ターミナルまで戻りました。
 バスターミナルに戻ると、浦東空港が始発らしいバスが到着していました。
「蘇州行きは○番め、杭州行きは○番め」みたいなことを大きな声で言っています。(たぶん)
 当然わからないので、バスのフロントに挿してある行き先の紙を確認して乗り込みます。乗り口でおっちゃんが何か話しかけてきました。切符見せると中へというジェスチャー。私服だし一番前の客席にいるし、わからなかったけど運転手さんでした。
 蘇州までは高速道路をノンストップです。
 1時間30分で蘇州のまんなか、人民路近くのリムジンバス乗り場に到着しました。バスが走っているときは弱い雨が降っていましたが、うまく上がったみたいです。
 まずは、いちばんの繁華街、観前街にある切符売り場へ。明日の夕方に上海へ移動したいので、まずは肝心の切符を入手することにしました。
 人民路は往復4車線と自転車道と歩道のある広い道。蘇州のメインストリートです。交通量も多く、横断は地下道を渡るようになっていました。
 地下道に下りてみたら、道路の下はモールになっていて、地上以上に賑わっていました。
 蘇州でいちばん華やかという観前街。1999年に再開発が行われ、近代的なショッピングモールになったそうです。一回1元のミニバスがいったりきたりしてます。このミニバス、手を上げると乗せてくれるそうです。電気モーターでした。
 そういえば、街を走っている無数のスクーターもモーターのようです。モーター三輪車以外のミニバイクは、ウィーンという小さなモーター音で走っていました。ふーん。
 観前街の中心部に、名前の由来になっている玄妙観という道教寺院があります。創建は276年だそうです。日本だと弥生時代、応神天皇とか仁徳天皇のころです。
 でも、蘇州は春秋時代の呉の都。呉というと紀元前6世紀だから、この寺院も特別古くはないのかもしれません。すげーなぁ。
 蘇州駅まで行くと時間がかかるので、観前街にある切符売り場で明日の列車の切符を購入することにしました。
 メモに「明天17:22 空調快速、上海、軟座」って書いて渡すと「没有!」
 あぁ、これが噂の没有かぁ
 気落ちしそうになっていたら、窓口の女の子が「14:28分か19:23分の硬座ならあるわ」って言ってくれました。
 へぇ、窓口の対応もずいぶん親切なんだなぁと妙に関心。思惑より少し遅い時間だけど、明日の夜に上海に戻れさえすればいいのので無問題。
 19時23分発、空調快速、硬座
 15元+手数料2元でした。ということは約240円。
 ちなみに、中国の列車時刻表は「中国哲理旅客列車時刻表」というサイトが便利でした。 → 
 明日の列車が上海に着くのは20時過ぎの予定。そのあとホテルに着くのは早くて21時かなぁ。いちおう遅く着くからねって連絡しようと思いました。
 近くの公衆電話ボックスに入ってみると、みなカード式です。電話1本のためにカード買うのもなんだし、持ってきた携帯でかけると高そうだし・・・
 考えていたら、雑貨屋の店先に電話が置いてありました。
 お姉さんも電話をかけています。(ダウンのコートは暑いだろうと思いましたが、余計なお世話です)
 電話かけると料金が表示されて、店のおばちゃんに払うシステムでした。
 ケンタッキーに立ち寄って軽い食事を済ませました。(肯徳基=ケンタッキーでした)
 ザックを置いて手軽になりたかったので、とりあえずホテルへ。楽天で予約した漢江飯店というビジネスホテルに向かいます。
 憂鬱だったのは、観前街からずーっと客引きが離れないこと。「按摩、マッサージ」を繰り返して離れません。あのねー、不要って言ってるでしょ。
 写真は蘇州市内のバス停です。2004年に世界遺産会議があり、それにあわせて庭園風にリニューアルしたんだそうです。
 ホテルは蘇州中心部、観前街の1本北に通る因果巷という通りにあります。チェックインに英語は通じなかったけど、新しく清潔なホテルでした。
 荷物を置いて、運河の夜景で有名な山塘街に行くことにしました。

 交差点で眼に着いたのは、信号のカウントダウンです。
 山塘街のイルミネーション。めっちゃ派手派手です。修景地区と呼ばれる区画が飾り立てられていました。趣味あわない・・・
 ケンタッキーで軽くおやつしただけだったので、何か食べようかと食堂を覗いてみました。ケースの中には肉のかたまりが入ってます。「羊肉面」って書いてありました。
 おいしいかも、って思ったんですが、以前読んだブログに「羊といっても脳ミソ、目玉、心臓、その他ありとあらゆる部位」って書いてあったのを思い出しました。この店がそうかどうかわからないけど、腹ペコってわけじゃないので、パスしました。
 山塘街の修景地区は入場料45元を取る取らないと両方の説があるようですが、あの電飾ギラギラは好みじゃないです。
 修景地区ではない運河の風景は、心に染み入るようないい雰囲気でした。
 山塘街の近くに石路という日比谷みたいな繁華街があり、そこでモーター三輪車を探しました。言い寄ってくる輩にはボラれると思ったので、地元の人を降ろした三輪車に声をかけました。「怡園まで」
 着いたら30元と言います。冗談じゃないよ。最初に交渉しなかったけど、10元が妥当でしょ。じゃぁ20元。結局12元だけ渡しましたが、値切りすぎたかも。
 怡園の庭園は昼間15元、夜は民俗音楽とお茶がついて45元です。  
 嘘でした。
 入口で45元も払ったのに、真っ暗で、民俗音楽もお茶もありませんでした。暗闇に浮かぶ奇怪な太湖石の庭園は、すごく不気味でした。文句を言おうにも言葉通じないし、気力もないし。
 ふたたび不夜城のような観前街に舞い戻りました。夕方に比べ、「按摩、マッサージ」の声もより多く、しつこくかかります。
 客引きを振り払い、飲み物を買ってホテルに帰還。この漢江飯店はダブルのシングルユースで201元、クレジットカード使用可でした。
 バスタブは無いけど、清潔で広いバスルーム。ロケーションも一等地で、おすすめだと思います。旅に出たら早寝早起き。今朝は早かったし、おとなしく21時就寝。
⇒蘇州2