|
|
スペイン |
次はLondon |
|
|
|
|
|
1. 成田 → パリ → バルセロナ
2. バルセロナ → タラゴナ
3. タラゴナ → ペニスコラ → バレンシア
4. バレンシア → アリカンテ
5. アリカンテ → モトゥリル → グラナダ
6. グラナダ → ハエン → モンザナレス
7. モンザナレス → コンスエグラ → トレド → マドリード
8. マドリード → ロンドン →
9. → 成田
|
【12/24】
|
11時50分に成田を離陸した全日空は16時30分にパリ・シャルルドゴール空港に予定通り到着しました。広い空港の中を移動し17時45分発のエアフランス1144便へ。ピレネー山脈を越えてバルセロナに到着したのは19時25分でした。
一週間後の帰国便はマドリードからイベリア航空の予定です。ターミナルなどを確認しておこうとイベリアのカウンターでチケットを見せると「その便はフライトの無い曜日ですね」 えぇぇぇぇ?
ロンドン〜成田の帰国便に間に合うようにアレンジしてもらいましたが、マドリードを夕方発の予定が朝出発になってしまいました。スペイン入国後にすぐ確認したからいいようなものの、帰国当日に発覚したらヤバいよなぁ。(汗)
両替を済ませ、予約してあるホテルに電話するとバンで迎えに来てくれました。空港近くの
HOTEL ALFA にチェックインしてひとまず安心。ビール飲んですぐ寝ました。 |
【12/25】
|
ホテルのバンで空港まで送ってもらい、エイビスのレンタカーをチェックアウトしました。借りた車はルノー・ルーテシア。手続きを終えて出発しようとしましたが、リバースギアの入れ方がわからない・・・。しばらく四苦八苦しました。
左ハンドルのマニュアルに少し不安だったのですが、左足でクラッチ、右手でシフトというのが人間工学的に自然なのか、走り出してすぐ違和感は無くなりました。
まずはコロンブスの塔を目指し、そのあと海側からバルセロナの中心部へ向かいました。ゴシック地区の地下駐車場に車を停めてカテドラルやランブラス通り周辺を歩き回りました。
次はサグラダ・ファミリア大聖堂へ。青い空へ8本の尖塔が伸びています。エレベーターで塔に登れると聞いていたのですが、残念ながら今日はお休みでした。
ガウディを想いながらのんびりしていたら陽が傾いてきました。今日はどこの町で泊まろうか、地図を見て100kmほど南にあるタラゴナに目標を定め、バルセロナを後にしました。 |
【12/26】
|
朝起きてみたらタラゴナは地中海に面した石造りの明るい街でした。紀元前にローマ人により建設された地中海沿岸最大の都市だったそうで、円形競技場跡をはじめあちこちに遺跡の名残りが見受けられます。
町外れにローマ人の水道橋があるというので行ってみました。「悪魔の橋」と呼ばれる全長217m、2層の水道橋は約2000年の月日を呑みこんで谷を渡っていました。橋の上は幅1mほどの水路になっていました。橋上を少し歩いてみましたが、谷が深く怖かったので渡るのはやめました。
高速道路N340を南下し、地中海が見えてからは一般道で南下しました。砂州でつながった海上の城郭都市ペニスコラへ寄り道して、夕陽まで古い城郭で過ごしました。
バレンシアで泊まることに決め、夕食は高速道路のサービスエリアで摂りました。サービスエリアにはホテルも併設されていて、少し悩みましたがバレンシアの街中で泊まることにし、途を急ぎました。 |
【12/27】
|
まずは街のへそを目指して車を進めましたが、環状道路と放射道路、一方通行が多くて慣れずに苦労しました。地下駐車場に車を置いて地上に出ると、石造りの古いビルが広場を囲んでいます。カテドラル横に立つミゲレテの塔に歩いて登ると、旧市街を眼下に見渡すことができました。
メルカード(市場)をぶらついて、小さなレストランで定食を食べていると、スペインにだいぶ慣れてきた気がします。
ふたたび一路南下。市街地を過ぎると両側にバレンシアオレンジの畑が広がっています。小さな街にもカトリックの教会があって、なかなかいい雰囲気でした。
アリカンテを目標に途中から高速道路A7に乗りましたが、途中で日が暮れてしまいました。ホテルは海岸沿いの目抜き通りを往復して★★を見つけあっさり決めました。フロントの人はアラブ系の人の良さそうなお兄ちゃん。 |
【12/28】
|
アリカンテは地中海に面したリゾート地で、夜中まで賑わっていました。朝を迎え、海に面したサンタバルバラ城へ。朝日をうけて青い地中海がきらきらと反射していました。
今日はアルメリアを経由し、グラナダまで進む予定です。左手に地中海を見ながらのドライブも数日め。そろそろ飽きてきた頃にアンダルシアらしい白い家があらわれて、再び新鮮な気分にさせてくれました。
モトゥリルで海沿いの道から右折し、グラナダを目指し約50km北上します。今までと一変して低い潅木の目立つ乾いた風景になりました。
今日も暗くなってからの目的地入り。目抜き通りのグランビア・ド・コロンでホテルを見つけてチェックイン。駐車場が無いので公共駐車場へ車を停めて夕食を食べに街へ出ました。タブラオでフラメンコを観ようと計画していたのですが、夕食に白ワインを飲みすぎてしまいホテルの部屋でダウン。見損なってしまいました。あぁぁ・・・ |
【12/29】
|
今日は一日グラナダ見物。
飲みすぎたワインも朝になったらスッキリしてました。朝から張り切ってアルハンブラ宮殿へ。
イスラム色が濃く残った宮殿は、日中になると混んで入場券を買うのも大変と聞いていたのですが、朝一番に行ったらすんなりと入場することが出来ました。
パティオ(中庭)を中心にしたイスラム建築様式や、天井の装飾を見て回り、外を見るとイスラム色の強いアルバイシンの町並みが広がっていました。
夕方になってようやくグラナダを出発。今日は適当に行ける所まで北上することにしました。夜になって交通量の少なくなったN323を淡々と走り続け、ハエンを素通り。200km近く走ったところでパラドールの看板を見つけました。予約無しで泊まれるかチャレンジしてみたらOKの返事。ラッキーなことに憧れのパラドールにチェックインすることが出来ました。 |
【12/30】
|
憧れのパラドール・・・、夜中にチェックインして寝るだけではもったいなかったような気がします。
今日まで毎日晴天続きでしたが、今朝ははじめて曇りがち。そういえば昨日のグラナダでは薄氷が張っていたっけ。イベリア半島内陸部は温暖な地中海沿いと違って朝は冷え込むようです。
マンザナレスからE5を北上し、風車の残るコンスエグラへ。ラ・マンチャ地方の風車と言えばカンポ・デ・クリプターナが有名ですが、観光化されていないコンスエグラのほうが素朴だと聞きました。
E5を降りて西へ7km、コンスエグラの丘に登ると白い風車が幾つも立ち並び、近くにはイスラム風の古城跡も残っています。ドンキホーテが巨人と間違えて突進したという風車は現在もゆっくりとまわっていました。
田舎道を北上し、モーラという小さな村でバルを見つけコーヒーを注文。日本から来たというと店にいた人に珍しがられ、材料不明の甘いお菓子をご馳走になりました。
さらに1時間ほど北上してトレドに到着。ヒサグラ新門から旧市街に入り、城門の脇に路上駐車して城郭を歩き回ることにしました。
トレドは中世から時が止まったかのような都市です。有名なカテドラルのほか、アルカサル(要塞)では1000年前の築城時から20世紀になってフランコ政権転覆まで数々の歴史が展示されていました。
日が落ちてからトレドを出発。マドリードまでは高速で1時間ほどでした。コロン広場の地下駐車場に車を置いて夕食兼夜の街を探検しましたが、深夜まで広場周辺は賑やかでした。 |
【12/31】
|
本当は夕方の飛行機の予定だったのに午前便に変更となってしまったので、マドリード見物は次回にお預けになってしまいました。まぁ、また来る理由ができたということにしよう・・・。
早朝に Hotel Diana ★★★をチェックアウトして空港へ。レンタカーの走行は実質6日間で1850kmでした。お疲れさん。
イベリア機は9時15分に離陸、ピレネー山脈とドーバー海峡を越えてロンドンには10時半に到着しました。ここで悩み事発生。成田への全日空は16時55分発なので6時間近くトランジット時間が出来てしまいました。入国審査を受け、地下鉄に乗ってピカデリーサーカスでも往復してこようかなと思いました。でも、15時ころ空港に戻ってくることを考えると、ひどく中途半端。スペインに比べロンドンは寒そうだったこともあり、怠惰に空港内で時間をつぶす事にしました。 |
【1/1】
|
あてにならないイベリア航空に比べ、全日空の機体を見たときには、もう半分日本に帰ってきたような気がして気が抜けました。
昼過ぎに成田到着。
初めての非英語圏でしたが、お互い最初から言葉が通じないと思って接するので、かえってコミュニケーションをとるのは楽でした。何回かビール(セルベッサ)とトイレ(セルベシオ)を言い間違えて笑われたのも良い想い出です。 |
⇒NEXT London |