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スイス
次はシャモニ


    1. 成田 → アムステルダム → チューリッヒ
    2. チューリッヒ → ブリーク → ツェルマット → ゴルナーグラート
    3. ゴルナーグラート → ツエルマット
    4. ツェルマット
    5. ツェルマット → サースフェー
    6. サースフェー
    7. サースフェー → ブリーク → ミラノ
    8. ミラノ → 成田


【8/8】


 2年続けて天候に恵まれなかったスイス。3度めの正直を、です。今回はマッターホルンに絞ることにしました。天気が悪かったら晴れるまで粘る覚悟で出発しました。

 成田を発ったJALはアムステルダムを経由して夕方にチューリッヒ・クローテンへ到着しました。
 地下の国鉄窓口で明日のツェルマット行きと6日後のブリーク→ミラノ行き国際特急を予約してから宿に向かいました。

【8/9】


 チューリッヒから特急列車に乗車し、ブリークに向かいます。車内は思ったより空いていました。車窓の景色を楽しんでいるうちにブリークに到着。赤い山岳鉄道BVZに乗り換えると、列車はマッター谷に沿って登って行きます。
 空は抜けるような青空。この好天が明日も続くといいなぁ。
 ラックレールを噛みながら時間をかけて登り、昼下がりにツエルマットに到着しました。
 朝焼けがみたかったのでゴルナーグラートの頂上にあるホテルに電話すると運のいいことに空室がありました。
 さっそく登山電車に乗って3089mの山上を目指しました。
 しばらくは林の中でしたが、リッフェルアルプを過ぎたあたりからマッターホルンが雄姿を現しました。
 初めてみるマッターホルンの全容に感動です。終点手前のローテンボーデンで下車し、池に映るマッターホルンを堪能してから、ひと駅歩いてホテルにチェックインしました。

 山岳ホテル、ゴルナーグラートホテルは素晴らしい立地ですが高度のせいか一晩中軽い頭痛でした。ちょっと情けない・・・

【8/10】


 早起きしてホテル横の稜線で夜明けを待ちます。漆黒の空が少しずつ明るくなり、やがてマッターホルンが朝焼けに輝きました。綺麗な景色を通り越し、神々しさすら感じます。手を合わせたくなっちゃいますけど、そんなことしたら変です。
 ローテンボーデンまで歩いて下り、氷河で有名なモンテローザ小屋までトレッキングすることにしました。
 4634mのモンテローザを見ながら1時間弱ほど緩い山道を歩くとガドメンというポイントに到着。ここからは氷河歩きです。
 ガイドブックにはアイゼン無しでも氷河横断は可能と書いてありました。でも、実際に軽登山靴で歩いてみると、かなり滑りました。クレバスもあちこちにあり、ちゃっと怖いなぁ・・・
 夏の白馬と違って表面が滑りやすい感じだったので、思い切って諦めローテンボーデンに戻りました。
 リッフェルゼーの池は三角錐を綺麗に映していて、しばし時間を忘れました。
 ローテンボーデンは2800m。あまり天気が良いので標高1600mのツェルマットまで歩いて下りてみました。
 トレッキングルートは整備されていて歩きやすく、周囲の景色も文字通り絶景です。下りるにつれマッターホルンを巻くようになるため、高度を下げるごとに少しずつ違った表情を見せてくれました。
 ホテルのあるリッフェルベルグを過ぎ、リッフェルアルプまで下ると森林限界に。カフェで少し休憩してから森林浴のように樹林の中を下りました。
 夕方にツェルマットに到着。予約を入れたペンションは小規模ながら快適な宿でした。

【8/11】


 一級品と評されるスネガからのマッターホルンを拝んでからトレッキングを開始。歩き始めてすぐのライゼーは湖面に白い頂を映していて、思わず歩くのをやめてしまいました。
 いくら見ていても飽きません。しばらくの間、時間を忘れて眺めていました。
 今日は一日かけてトレッキングです。グリンジゼーなどいくつもの湖をつなげて歩き、ヴァリス・アルプスの景色を堪能しました。

【8/12】


 午前中もう一度スネガに登ってから登山電車に乗りサースフェーへ移動。
 ツェルマットからシュタルデンまで下り、列車を乗り換えます。
 サースフェーに到着すると正面に氷河が広がっていました。

【8/13】


 午前中はフェルスキンへ、午後はレングフルーへロープウェイで登りました。
 フェルスキンにあるミッテルアラリンの展望台で氷河を眺めようと思ったんですが、行ってみるとスキーヤーパラダイスでした。びっくり。

 レングフルーからの下りはシュピールボーデンで途中下車してみました。サースフェーまで歩いて下ってゆくと、数多くのマーモットが歓迎してくれました。

【8/14】


 朝食を済ませてハンニックの展望台へ。2350mにあるカフェで眺望を楽しんでからサースフェーの宿まで歩いて下りました。

 昼前の列車でサースフェーを離れブリークに向かいました。
 ブリークからミラノ行きの国際特急に乗車。シンプロントンネルを抜けるとイタリアに入国です。
 ツエルマットからミラノ中央駅に着くと夏の暑さがこたえました。

【8/15】


 帰国便の都合とはいえ、せっかくミラノに来たので、ドゥオーモ、ガッレリア、スカラ座などを駆け足で見学。
 午後から連絡バスでマルペンサ空港に向かいました。

【8/16】


 今回は合羽も傘も使わなかった! 願いがやっとかない、マッターホルンが満喫できました。
 こうなると、また素敵な景色を眺めながらトレッキングしたいなぁと思ってしまいます。
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