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たけちん認定 土木遺産 |
【緑川水系の石橋 1】 |
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通潤橋 熊本県上益城郡矢部町 |
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2003年3月2日、熊本空港を出発しレンタカーでたけちんと石橋巡りをしました。
県道57号から左折して国道445号を8kmほど進み、矢部町の中心部へ。通潤橋の看板が出ていて、迷うことはありませんでした。それもそのはず、以前来た時にはなかった「道の駅、通潤橋」という施設があって、大型観光バスで賑わっていました。
通潤橋は全長79.64m、橋幅6.65m、橋高21.43mという規模で、安政元年(1854年)の完成だそうです。橋上には石で造られた通水管が通っています。
14時から始まった放水は思った以上に迫力がありました。(現在は時間が変更になっているかも)放水の本来の目的は、観光ではなく水路に溜まった土砂を放出するためなんだそうです。
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霊台橋 熊本県下益城郡砥用町 |
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通潤橋をあとに国道218号を西へ。20分ほどで緑川に架かる霊台橋が現れました。江戸時代に架けられたアーチ石橋としては日本一の規模だそうで、完成は弘化4年(1847年)とのことです。
右岸側の路地に車を停めて何度も橋上を往復しちゃいました。橋の幅は思ったより広く5mほど。アプローチ部を歩いていくと中央部が緩やかに高くなっています。
写真の右端に見える建物あたりがピクチャーポイントっぽいんですが、食堂専用の駐車場で立入りにくい雰囲気だったので我慢しました。
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雄亀滝橋 熊本県下益城郡砥用町 |
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国道218号から折り返すように左折して県道153号を進みます。小さな集落をいくつか通りすぎ、右折して林道を山あいに入り込んでいくと看板と駐車スペースがありました。5分ほど水路上を歩くと左手に滝があり、その下に古い石橋がありました。文政元年(1818年)完成したという熊本で一番古い水路橋で、最初に訪れた通潤橋のもとになったと言われています。
水路橋としてはいまも現役で、集落の田畑に送水されているそうです。
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舞鹿野田橋 熊本県下益城郡砥用町 |
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次の目標は大窪橋だったのですが、国道218号を走っていると石橋の案内があったので急停車。右側にある店の裏の田んぼのなかに可愛らしい石橋がありました。橋長は7m弱、アーチの長さに比べ高さが低く(この比が4:1を越えるものをフラットアーチというそうです)、けな気に感じました。
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大窪橋 熊本県下益城郡砥用町 |
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国道の左手に佇んでいました。橋長は21m、完成は嘉永2年(1849年)だそうです。
周囲は平坦な水田で、緩やかな小川に蘇州にあるような石橋が架かっています。こんな大仰な石橋にしなくても用は足りそうな気がしますが、そこが石工の技と伝統なんでしょうね。
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馬門橋 熊本県下益城郡砥用町 |
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国道から右側に下っていく旧街道を5分ほど歩くと、両岸が絶壁になった渓谷となり、その谷間に石橋が架かっていました。橋の長さは27mで肥後の石橋の中でも古いほうに属するそうです。
霊台橋や大窪橋とは異なり、深山幽谷といった感じの中に現れる石橋で、架けられた当時の行き来を想像させてくれる印象深い感じがしました。
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二俣橋 熊本県下益城郡中央町 |
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馬門橋から焼く2km。津留川と釈迦院川に架かる双子の石橋です。橋の長さはどちらも約23m。高さもともに約8mだそうです。
それぞれの橋の背後には、後世に架けられた新しい橋が隠れていて、橋の変遷をも感じさせてくれました。
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今回は緑川水系の石橋のうち、主だったものだけを駆け足で回ってみました。それぞれに趣があり、石橋巡りにはまってしまいそうです。次は石橋に目標を絞りゆっくりと再訪したいと思っています。 |
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