たけちん認定 土木遺産  【山形の石橋】

山形県 楢下宿 覗橋

 2003年8月23日、米沢から楢下宿を訪ねました。
 楢下宿は羽州街道の宿場で、青森、秋田、山形などの大名が参勤交代の際に利用しました。町を流れる金山川には木橋が架かっていましたが、洪水によりたびたび流失したといいます。このため、明治13年に新橋、15年に覗橋という2つの石橋が架けられました。費用の7割を地元が立替え、人や荷車等から徴収した橋銭を返済にあてたそうです。


山形県 楢下宿 新橋
 2008年6月28日、約5年ぶりに楢下宿を訪ねました。
 この間に新橋(新町めがね橋)のたもとが親水空間「かわばた広場」として整備されていたほか、駐車場や案内板が設置されるなど、歴史ある楢下宿の文化価値を保存し高めていこうという意気込みが感じられました。



 ⇒東京の石橋