たけちん認定 土木遺産  【長崎 中島川の石橋群】

 9月2日、長崎の丘上にある亀山社中から坂道を下ると中島川。ここにかかる石橋群を以前より訪ね歩きたいと思っていました。今回その機会を得たので上流側から並べてみます。

阿弥陀橋
 阿弥陀橋は1690年に架けられた石橋で、左岸上流側に阿弥陀堂があることに由来するそうです。現在はRC橋。

高麗橋
 1652年に架けられましたが、現在はRC橋。

 
桃渓橋
 1679年の架橋。長崎の唐人達から寄付により卜意という僧が架けたそうです。大水害(昭和57年)により半壊し昭和60年に復元されました。長崎市有形文化財指定。

大井手橋
 1698年の架橋。大水害で全壊し現在はRC橋。

編笠橋
 1699年の架橋。大水害で崩壊後、昭和の石橋として昭和61年に架設。

古町橋
 1697年の架橋。編笠橋と同様、大水害で崩壊後に昭和の石橋として復活。

一覧橋
 1657年の架橋。大水害で崩壊後、中国福建省の花崗岩を用いて復活。

芒原(すすきはら)橋
 1681年の架橋。大水害ののちRCで架橋。

東新橋
 1673年の架橋。大水害で崩壊後に昭和の石橋として復活。

魚市橋
 もとは1699年に架設された石橋。現在の橋は大正14年架設のRC橋。

眼鏡橋
 1634年に架橋された沖縄を除くと日本最古のアーチ石橋。大水害で被害を受けましたが、昭和58年にいち早く修復。国指定重要文化財。

袋橋
 架橋時期は不明確だそうですが眼鏡橋に続いて架橋された中島水系でも歴史のある石橋。

 ⇒大分の石橋