たけちん認定 土木遺産  【津奈木の石橋】

重磐岩眼鏡橋 熊本県津奈木町岩城
 はじめて訪れたのは2006年5月6日、鹿児島県出水市から北上し、熊本県に入りました。水俣市を過ぎて津奈木町に入り、駅を過ぎると左側に奇岩『重盤岩』が現れます。
 国道とこの山の間にかかっているのが重磐岩眼鏡橋。石工、岩永三五郎の弟、岩永三平の建造と伝えられています。
長さは18m、幅は4.5m。架橋は1849年(嘉永2年)
 石橋のたもとには「薩摩街道」と彫られていました。

中尾眼鏡橋 津奈木町大字岩城字柏原
   1853年(嘉永6年)、岩永三平によって架けられました。いまはすぐ隣にコンクリート橋がかかり、歩行者や農耕車が通行しているようです。

 
金山眼鏡橋 津奈木町大字岩城字大丸
 嘉永5年に架けられたもので、小さく見えるのは橋の両側が耕作地として埋め立てられたからだそうです。石橋自体はがっしりした重厚なアーチ橋でした。

中村眼鏡橋 津奈木町大字岩城字城
 上路はコンクリートで拡幅され転落防止柵も設置されているため町道をはしっていると新しい橋と思ってしまいました。1850年嘉永3年架設、橋長13.3mの存在感のある石橋。

浜眼鏡橋 津奈木町大字岩城字古川
 津奈木町市街地、古川にかかる輪石だけのシンプルな石橋。橋長3.8m、幅1.8m、架設は1848年(嘉永元年)に岩永三平によるもの。

新村眼鏡橋 津奈木町大字岩城字浜平
 岩永三平の手による橋長さ1.7mの小さな、しかしがっしりした石橋です。

   
  前田眼鏡橋 水俣市小津奈木  
   水俣市の津奈木町境にかかる嘉永年間架設の石橋。国道3号からよく見えました。

 
     
  瀬戸眼鏡橋 津奈木町大字岩城字瀬戸  
   薩摩街道の名橋のひとつ。いまは鉄道に分断され近づくのも容易ではないです。(立ち寄ること自体禁止かな)
 橋長9.0m、幅:3.5m、径間7.8m、拱矢3.7mとりっぱなもので、1848年に岩永三平の手によるもの

 
 
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