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2004年6月28日、帯広で朝を迎え、狩勝峠を訪ねました。国道38号を西に進むと、左手に旧狩勝線の遺構が点在しています。石造りのアーチ橋や急行「まりも」の脱線現場、大築堤の跡など興味深かったです。トンネルの行き方がわからず国道を進むと狩勝峠の頂上に着いてしまいました。ドライブインの方に聞くと、何人かの人に尋ねてくれ、その中でも年配の方が教えてくれました。帯広側に下り、6合目の標識を右折。熊が出そうな林道(廃道?)を進んでトンネルの坑口に辿り着きました。
トンネルは狩勝トンネルではなく、隣の新内トンネルでした。案内板によると、「北海道開拓と軍事上の必要性から、官設鉄道十勝線(旧狩勝線)が建設され、枕木の数ほどの犠牲者と、ついには人柱まで建てて明治38年1月に隧道が完成した。冬季には25‰の急勾配が氷結する難所であったが、昭和41年に廃線となった」とあります。
この新内隧道の谷側を上り下りすると数百mで狩勝隧道の坑口があるそうです。挑戦しようかと思いましたが、いかにも熊が出そうな雰囲気です。(あとで聞いたら本当によく出会うらしい)今回は一人だったので、次回の楽しみにすることにしました。 |
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