たけちん認定 土木遺産 

熊本県 芦北町 佐敷隧道

 2006年5月6日、津奈木隧道を抜け芦北町を北へ抜けて佐敷隧道を訪れました。
 芦北町北部の白岩という信号を右折して「薩摩街道」の看板を左折します。採石場があるため大型ダンプとすれ違いました。採石場を過ぎると道幅は1.5車線となり、うねうねと登ると煉瓦巻きの坑口が現れました。
 通称三太郎峠のまん中、田浦町と芦北町の境にある佐敷太郎峠を抜ける佐敷隧道は明治36年の竣工だそうです。全長は433.5mと当時は国内で6番め、九州では2番めに長いトンネルだったそうです。
 田浦町側に抜けると旧道は山肌を縫うように進みます。八代海と天草五島を見下ろしながら緩やかに下っていく山道ですが、気を抜くと崖下へ転落しそうになるような道でした。