たけちん認定 土木遺産 

京都 上津屋橋
 6月1日、新大阪駅で復活塗装の0系新幹線を見たあと、京橋から京阪電車で八幡市を訪ねました。
 駅前の観光協会でレンタサイクルを借りると、「あぁ、流れ橋ね」と言って道を教えてくれました。
 木津川の堤防はサイクリングロードになっていて、左岸側を気持ちよく漕いでいると30分弱で時代劇のセットのような姿が見えてきました。
 上津屋橋(こうづやばし)は、木津川に架けられた木橋で、増水すると無駄な抵抗をせず橋桁が流れる仕組みになっています。また、流れた橋桁が下流で被害を起こさないようにロープで橋脚につないであります。
 流れ橋としては日本最長で、橋長は356.5m、幅も3.3mと立派な規模です。それもそのはず、れっきとした京都府道281号八幡城陽線という都道府県道の一部なのでした。でももちろん車両は通行止め。日曜の昼下がりは、のんびりと散策がてら渡っている人が見受けられました。
 ⇒旧逢坂山隧道