|
2008年8月16日、お盆の土曜日。飛行機にうまく空席があったので北海道へ飛んで夕張の三弦橋を訪れました。
朝いちばんの便で千歳に着き、空港でレンタカーを借りて夕張へ。
シュウパロ湖の手前で右折して、夕張と占冠を結ぶ道道136号に入れば橋の全景を見下ろすことができるはず・・・ でしたが、いざ右折してみるとダム建設のために通行止め。しかたないので大夕張ダムのダムサイトから遠望することにしました。
この三弦橋。かつて走っていた下夕張森林鉄道線夕張岳線という森林鉄道が、大夕張ダムの湖底に沈むことになった際に補償として昭和37年に架けられた橋です。特徴は見てのとおり四角錘を並べたような国内唯一の三弦トラス。しかもその延長は焼く380mもあります。
ダムの補償で架けられた橋でしたが、肝心の森林鉄道が6年後に廃止になってしまい、活躍したのは短期間で、いまは静かに時が過ぎています。
さらに今度は夕張シュウパロダムという巨大ダムが建設されており、この三弦橋も沈んでしまう運命のようです。
三弦トラスは世界的にみても珍しいのですが、ドイツのケルンとアーヘンの間に世界初三弦の鉄道橋があるんだそうです。なんだ、去年レンタカーで行ったり来たりした場所だったのに、調査不足だった・・・
http://de.wikipedia.org/wiki/Dreigurtbr%C3%BCcke_D%C3%BCren
三弦橋からは国道452号を北上し次の橋をめざしました。 |