Teotihuacan  Mexico
次はミイラ博物館

 9月5日、メキシコ最大の宗教都市遺跡といわれるテオティワカンを訪れました。
 メキシコシティの北方面バスターミナル Central Camionera del Norte でサンファン・テオティワカン Autobuses San Juan Teotihuacan のバスを探します。ほぼ15分置きに出ていてアクセスは容易でした。
 テイティワカンはメキシコシティの北、約50kmのところにあり、バスは約1時間で到着しました。
 テオティワカンは紀元前2世紀頃に建設された祭祀所が発展したものといわれていますが、7世紀頃に滅亡したそうです。滅亡の原因はよくわかっていないらしいです。
 滅亡して数世紀、15世紀にここを発見したアステカ人は、壮大な宗教都市遺跡を見て、神々が造った都市だと思い、「人間が神に変わる場所」テオティワカンと名付けたそうです。
 ピラミッドが見えたのでバスを降りてしまい、正門からではなく遺跡の横から入ってしまいました。そのためかガイドブックには有料と書いてありましたが入場料を払うゲートを通らずに入場。
 最初にいちばん近くにあった太陽のピラミッドに登って全景を確認しました。写真は太陽のピラミッドから見た月のピラミッドと死者の道。
 月のピラミッドは高さ46m、縦横は150m×120mだそうです。頂上の高さは太陽のピラミッドと符合していますが、基盤が少し高いためピラミッド自体の高さは少し低くなっています。
 月のピラミッドに登ってみました。4層になったピラミッドは思ったより急勾配で息が切れましたが、頂上からは太陽のピラミッドや死者の道などテオティワカンの全景が見渡せました。
 太陽のピラミッドは高さ65m、縦横225m×225m。テオティワカン最大の建造物です。毎年春分の日の正午、太陽が南から照りつけて完璧なピラミッドの影が投影されるらしいです。
 また(基盤の周長)/(基盤を加えた高さ)=4兀という数式も成り立つそうです。
 この太陽のピラミッド、登るのも難儀でしたが下るほうが怖かったです。
 北端に月のピラミッド、中央北寄りに太陽のピラミッド、南端に神殿が配置されています。ほぼ南北に貫く死者の道は幅40m、長さ4kmに及び、見学には思ったより時間を要しました。
 ケツァルコアトルの神殿は、神殿がピラミッドで覆い隠されていたものだそうです。

 1箇所ごとに満足するまで時間を費やしていたら陽が傾いてしまいました。気が付いたら園内のレストランなども既に閉まっています。薄暗くなったテオティワカンは心細い雰囲気です。心細げに正門前でバスを待ち、乗客1人のバスに揺られてメキシコシティに戻りました。
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