北海道の諸道 札幌付近
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 今回は石狩川河口からスタートです。千歳空港でレンタカーを借り、札幌の町を素通りして石狩川河口へ。12時すぎに到着すると明治25年開設という赤白の灯台が迎えてくれました。
 この赤白の塗装は「喜びも悲しみも幾年月」という昔の映画の舞台で、カラー映画らしさを演出するために黒白から塗り替えらたんだそうです。この石狩川河口は砂嘴が発達しており、はまなすの丘公園の入口に建っているこの灯台も明治時代には砂嘴の突端だったそうです。 
 公園に併設されている海浜植物保護センターを見学し、国道231号線を一路北上しました。しばらく内陸を走り、峠を越えて13時に望来川河口にある望来に出ました。
 望来を過ぎると右側の山塊が海に落ちこむような地勢になり、国道はそのわずかな接線を辿るようになり、行き場を失うとトンネルで抜けていきます。
 え〜っと、旧道に入ってルーラントンネルを抜けたところに・・・。義経の涙岩と呼ばれる奇勝を探し進んだのですが、旧道入口が見当たらないまま、北隣の浜益村に入ってしまいました。15年春に開通した2454mの太島内トンネルではなく、旧道を進まなくては行けないのです。戻って確認すると新しいトンネルの入口付近で旧道は金網により閉鎖されていました。
 (立入禁止なので大きな声では言えませんが)仕方ないので旧道を歩くことにしました。
 左手は奇岩と広がる海、聞こえるのは波の音と鳥の声だけです。鹿が出そうな雰囲気、熊は怖いです。
 しばらく進むとルーラントンネルが現れましたが残念ながらコンクリートで封鎖されています。
 南側からはあきらめて浜益村側からも旧道にチャレンジしてみましたが、旧太島内トンネルも同様に封鎖されていました。
 厚田村随一の景勝地は、残念ながら陸上からは見ることができなくなっていました。
 14時、義経の涙岩は諦めて日本海に沿って浜益村へ北上しました。今回の旅は日本海側から内陸に入り、新十津川村、旭川、陸別とまわる予定です。
 浜益村で右折し、月形町にある旧樺戸集治監を目指しました。
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