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硫黄島(3) | ||||
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旧島民墓地で |
旧島民の生活跡 |
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戦前、硫黄島には1100人、北硫黄島に93人の島民が住んでいたそうです。 昭和19年、戦争が激しさを増すなか、本土への強制移住が行われましたが、一部の人々は軍属となって島に残り、うち82人が戦死されたそうです。 なお、硫黄島は火山活動と産業の成立条件が厳しいことを理由に、「住民の定住は困難」と政府決定され、旧島民の帰島は不可能となっています。 |
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噴煙あがる北海岸 |
硫黄の噴出 |
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「火山列島 Volcano Islands」の中央に位置する硫黄島は、その名のとおり島内各地で硫黄や水蒸気の噴出が見られます。 自衛隊の建物も高床式で地熱が建物に伝わらないように建てられていました。 島の中央部は亜熱帯植物の繁茂がみられますが、北東部は火山活動の荒涼とした風景が印象的です。 |
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神社 |
戦前にあった硫黄島神社の跡地に復元された鳥居が立っています。 建立の経緯については、神様が・・・、とか英霊が・・・とか諸説あるそうです。 |
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月下美人の開花 (たけちん撮影) |
(たけちん撮影) |
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島の数箇所に月下美人の群生している場所があり、8〜9月のひと晩、いっせいに開花します。 なぜいっせいに開花するのか勉強不足でわかりませんが、自然の不思議を感じます。 開花している時間はひと晩のうち、わずか4時間程度だそうです。 |
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鶉石(うずらいし、たけちん寄贈) |
南海岸には「鶉石」と呼ばれる火成鉱物がみかけられます。 これは火山活動により生成された斜長石の一種、中性長石(andesine)で、世界でも硫黄島とイタリアのみで確認されるそうです。 ←アンデシンといえば宝石としてこのようなイメージを浮かべました。 これはコンゴ産の赤を含んだアンデシンですが、組成的には同じ種類なのかなぁ。 |
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帰路へ |
硫黄島滞在はわずか3日間でしたが、通常は訪れることのできない戦禍の島を訪問できたため、心に残る3日間でした。 戦没者の方々やご遺族の方に合掌の意を表するとともに、島で勤務されている方々に敬意を表して島を後にしました。 |
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