熊野・古座街道
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 熊野古道を歩いたあと、古座街道を訪れました。
 熊野へ向かう道は高野山から南下する小辺路、田辺から山中に入る中辺路、海沿いに新宮へ向かう大辺路があります。一番平坦な大辺路が使われる機会が多かったようですが、海が荒れた時などは古座街道が迂回路としての役目を果たしていたらしいです。 
 熊野古道を歩いたの記→
 紀州といえば備長炭。
 古座川沿いでも貴重な現金収入だったそうです。材料となるのはウバメガシ。
 12月27日。
 紀伊田辺のホテルを8時半に出発。奇絶峡という渓谷に寄り道することにしました。龍神温泉の標識に沿って国道424号を20分ほど走って到着。道路の右側の岩肌に大きな磨崖仏が彫られていました。江戸時代初期に彫られたらしいそうです。
 田辺まで戻り、国道42号で海沿いに南下します。昔で言う大辺路。白浜を通り過ぎ、周参見で左折して古座街道へ入りました。
 周参見の集落を抜けると古座街道は山中に入ります。
 「雫の滝」は県道38号の崖下にあり、小さな標識に気づかなければ通りすぎてしまうところでした。
 古座街道は七川ダムから国道371号と名前を変えます。佐田、蔵人をすぎると古座峡と呼ばれる古座川沿いに奇岩怪石が続くようになります。
 古座の一枚岩がその存在感を示していました。
 古座街道は鶴皮の集落から再び県道38号になり、古座の街を目指します。右手に古座川が流れ、川幅が少しずつ広くなります。
 潜水橋がかかっていました。
 14時、古座の町に到着。
 車が入れないような細い路地が本当の古座街道の名残りでしょうか。
 広場に車を置いて歩き回ると、なんだか懐かしい感じがしました。

 古座からは紀伊勝浦を経て新宮へ、さらに十津川街道を北上して五條へと走りました。
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