甲州街道
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 八王子市千人町、追分の交差点に高尾山への道標が建っています。平成15年に再整備されたそうです。
 「左 甲州道中高尾道」、「右 あんげ道」
 あんげってなんだろうと思いましたが、陣馬街道が案下というところに通じているんだそうです。
 八王子市の追分から高尾まで、甲州街道の両側約4kmにわたり、いちょう並木が続きます。
 昭和2年に大正天皇の多摩御陵を造営する際に植えられたもの。
 八王子城は、北条氏が織田・豊臣軍の攻撃に備えて築いた山城。
 八王子城跡 御主殿
 北条氏照の居城でしたが、天正18年に豊臣秀吉の小田原攻めの際、前田利家、上杉景勝ら1万5千の軍勢により半日で落城しました。北条方の戦死者は千人を超えたといいます。
 いまの甲州街道は大垂水峠を越えますが、本来の甲州街道は少し北にある小仏峠を越えていました。
 武蔵国と相模国の境である小仏峠に、八王子防衛のための砦と関所が北条氏により設けられ、その後、山麓の駒木野に移されました。
「武田信玄の軍勢も、豊臣秀吉の軍勢も、また近藤勇の軍勢も・・・」と、小仏に通じる甲州街道を少し歩いた司馬さんは感想を記しています。
 峠からは眼下に八王子、そして新宿までもが見渡せました。
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