羽州街道
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 週末に仕事を終えてから米沢へ。
 8時にホテルをチェックアウトして、はじめに米沢藩主上杉家御廟を訪れました。
 杉木立の中の参道を進むと廟の入口に「龍」と「毘」の旗が左右に掲げられていました。中に入ると、初代上杉謙信公から十二代斉定までの霊廟がずらりと横一列に並んでいました。
 
 米沢城址のまわりは武家屋敷が並んでいました。米沢城は明治維新後に賊軍の汚名を着せられたうえ、解体されて公園になっています。
 上杉博物館を見学
 上杉家の歴史と文化、国宝をはじめとする文化財が展示されています。洛中洛外図屏風も展示されていますが、説明をよく読んだら複製でした。
 羽州街道の宿場町だった楢下宿へ。
 国道13号を北上し、上山市から県道13号を進みます。この道が七ケ宿を越えて白石へ通じる羽州街道です。
 楢下宿には脇本陣滝沢屋などの建物が復元されています。
 上山市に戻り、国道348号で最上川沿いの荒砥に向かいました。
 荒砥からは最上川を左手に見ながら走ります。しばらくすると日本一のヤナ場として知られる「あゆ茶屋」がありました。
 14時、少し遅くなりましたが、美味しい鮎と山形蕎麦のセットを賞味しました。いやぁ、おいしかった。

   あゆ茶屋さん⇒
 司馬さんとは関係ありませんが、なつかしのドラマ「おしん」のなかで、奉公に出るために舟に乗った別れの場所です。
 国道287号を北上し、大江町にある道の駅に寄り道したらありました。
 せっかくだから「おしんの家」も見てやろうと、羽前金沢駅から山あいに入りました。
 茅葺の民家が保存されていて、内部には、撮影セットなどが展示されていました。
「べに花の里」河北町へ。
 江戸時代、「最上紅花」は京都へ送られ、口紅や美しい染料になったそうです。
 訪れた紅花資料館は豪商の屋敷跡で、民芸品や美術品などが展示されているほか、裏手の畑では紅花が栽培されていました。

 まゆはきを俤にして紅粉の花
 紅花の最盛期は7月はじめだそうです。訪れたのが8月23日だったので残念がっていたら、資料館の女性が遅咲きの咲いている場所を教えてくれました。
 教えてもらった場所に行ってみると、確かにその一角だけ咲き誇っていました。今度は一面が黄色になる最盛期に訪ねたいものです。
 河北町から天童を通って山寺立石寺へ向かいました。
 紅花の撮影に時間を忘れてしまい、急いで走りましたが山寺到着は18時。夕暮れが近づいていましたが、奥の院まで登ってみることにしました。
 解説板によると石段の数は1015段だそうです。暗くならないかなぁ。
 18時20分に登山口と書かれた山門をくぐり、息を切らせながら急いで登りました。18時35分、なんとか陽のあるうちに奥の院に参拝することができました。
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