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 ピレネー山脈
 飛行機の窓からみると、緑豊かなフランスやバスク地方と、赤茶けたピレネー山脈以南のイベリア台地が対象的でした。
 16世紀の無敵艦隊のため森林が犠牲になったといいます。戦艦一隻をつくるのに森が一つ消えるといわれたそうです。
 サン・ヘロニモ教会
 9月13日、マドリードで朝を迎え、ホテルから歩いて訪れました。天正遣欧少年使節団がフェリーペ二世に拝謁した修道院だそうです。
 カスティーリャとはスペイン国土の多くを占める一地方の名前。
「カスティーリャのパン」が日本ではカステラに転訛したそうです。
 テージョ河の河岸にそびえるトレドの街
 9月20日、マドリードからA6を西へ。セゴビアを訪れました。
 1世紀後半から2世紀にかけてローマ人によってつくられたという石造りの水道橋が街を横断しています。
 水道橋の長さは728m。20kmほど離れたフリオ川から市内まで水が流れています。今も上部に水道管が設置されて現役だそうです。
 セゴビアはカスティーリャ王国の主要都市。白雪姫の城のモデルになったアルカサルで有名です。
 この城、見る角度によって様々な表情を見せてくれるので、車であっちの丘、こっちの丘と走り回ってしまいました。
 そのうちに陽がかげってきたのでエル・エスコリアルのベストウェスタンへ急ぎました。
 エルエスコリアル宮
 泊ったホテルが王宮の目の前だったので、朝起きて車を路上駐車したままにして訪れました。
 司馬さん曰く「保険会社の本社ビルだ」
 フェリーペ二世の建てた宮殿は、正面からだとそのファザードが見えないため、無機質でだだっ広い前にはと併せて、そんな印象を受けます。
 X線で手荷物チェックを受けてから内部を見学しました。
 壁にも天井にも宗教画がえがかれていました。
 12時、エル・エスコリアルを離れました。谷を隔てて振り返ると宮殿がそびえていました。
 A6をマドリードに向けて走ると石造りの塔が見えてきました。
 Torredolonesにある物見の塔
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