橿原市今井町
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 12月24日。天理を出発し国道24号を南下して橿原を訪れました。
 今井は興福寺の荘園のひとつだったと言われています。
 周囲に濠を巡らせた村落=環濠集落で、他にも大和盆地や河内などで見ることができます。

 大名相手の金融業者など商家が立ち並んでいます。
 江戸時代、寺内町から商業都市へと性格を変えます。
 今井千軒と言われた商業規模の大きさから、幕府からも一般の村落とは違う扱いを受けるようになります。
 町掟が定められ、環濠や門により自治自衛が行われました。
「商人親類の外は従来の旅人は一夜の宿を貸さず要塞堅固の地」と表現されるそうです。
 現在、環濠内600軒の民家のうち、500軒が伝統的町家です。
 そのうち、国重要文化財が8軒、県文化財が2軒指定されているそうです。
 環濠内の町筋に白壁が立ち並び、現在も生活が営まれています。

 このあとは明日香村に向かいました。
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