栃木市嘉右衛門町ほか
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 10月21日、日光の神橋を見学した帰りに訪れました。
 巴波川の川沿いに舟積問屋や豪商の倉庫が建ち並んでいます。
 栃木は下野国の国府がおかれていた所で、周辺には数多くの古墳が残る歴史の古い町です。中心部を流れる巴波川の舟運により、物資の集散地として賑わいました。
 明治6年、栃木県庁が置かれましたが、明治17年に日光県と統合され、県庁は宇都宮へ移されました。
 レトロな洋館は大正10年に栃木町役場として建てられました建物。
 栃木随一の旧家である岡田家の隠居所「翁島」
 当主が70才を迎えてから建造した隠居所で、巴波川とその支流に囲まれていることから「翁島」と名づけたそうです。
 2階建ての数奇屋風造りで、中の建材は全国の銘木を使用しています。廊下は長さ6間半の欅の一枚板でびっくりしました。
 岡田家は江戸初期から続く旧家で、その屋敷は本陣となっていたそうです。土蔵には、甲冑や蒔絵、武具などが展示されていました。なお、町の名前になっている嘉右衛門というのは、代々襲名されている岡田家の当主のお名前だそうです。
 岡田家の前を通る例幣使街道。
 京都の朝廷から日光東照宮へ遣わさた例幣使が通った道です。
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