Zermatt
次はHimalaya


モンテローザ小屋へ


 氷河歩きを体験しようと思い、ゴルナー氷河を横断してモンテローザ小屋まで往復してみることにしました。
 ツェルマットから登山電車に乗って標高3090mのゴルナーグラートへ。ホテルに泊まったら、朝日に染まるマッターホルンを見ることができました。
 ゴルナーグラートからローテンボーデンまで一駅分を歩いて下りました。リッフェルゼーの水面に映るマッターホルンは、まるで絵葉書。
 ローテンボーデンから歩き始めます。振り返るとマッターホルンの雄姿が聳えていました。
 コースは緩い下りです。ゆっくり歩いて1時間。迫力ある氷河が目の前に迫ってきました。
 ガドメンというポイントに到着。ここから氷河を横断することになります。
 アイゼン無しでも歩けるようなことがガイドブックに書いてありましたが、ちょっと怖気づいてしまいました。季節のせいか氷河の表面が少し溶けて、ツルツル状態です。よくみるとあちこちにクレバスが口を空けています。軽アイゼンか登山靴を履いていれば行けそうですが、今日の靴では自信がもてません。残念ながら氷河の縁だけ体験して戻ることにしました。

ツェルマットまで下る


 モンテローザ小屋往復を諦め、ローテンボーデンまで戻りました。もう一度リッフェルゼーでマッターホルンを眺めていると、下に見える牧草地まで小径が続いています。
 地図を見るとリッフェルベルグのホテルが見えているようです。登山電車に乗らずに歩いて下ることにしました。
 小径は歩きやすいコースで、下るにつれ影になっていたツェルマットの町も谷底に見えるようになりました。見えてしまうと歩きたくなるのが人情というもの。時間はあるし、ぜんぶ歩いて下ってみることにしました。
 マッターホルンは右後方に位置していました。ときどき振り返るごとに、角度の違ったさまざまな表情を見せてくれます。
 ゴルナーグラートから約800m下ってリッフェルアルプに到着。少し疲れてきたのでテラスで一休みしました。
 リッフェルアルプが森林限界のようで、コーヒーを飲んだあとは森の中の道を下ります。マッターホルンは梢のすきまからすがたをのぞかせています。
 森林浴を楽しみながら下り続けてツェルマットに到着。1400mほど下ったので少し疲れましたが、いい想い出になりました。リッフェルアルプからは森の中になってしまったので、登山電車を利用しても良かったかなぁ。

スネガ


 マッターホルン三昧をしようとツエルマットから地下ケーブルに乗り、スネガに登りました。駅を降りるとバランスの良いマッターホルンが正面です。
 ケーブル駅から少し下るとライゼーという小さな湖。訪れた日は小さな子供連れが多く賑やかでした。静かな雰囲気ではなかったので、早々に歩き始めました。
 ライゼーから緩やかに登りコースになります。道は歩きやすいコースが続きました。
 グリンジゼーに到着。池の周囲の樹々がとてもいい感じです。あとでお土産屋に立ち寄ったら、このポイントからの絵葉書が多く売られていました。
 フィンデルン氷河から流れる川を渡ります。
 リッフェルアルプからは登山電車でツェルマットまで戻りました。
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