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メキシコ
次はカンクン


    1. 成田 → サンフランシスコ → メキシコシティ → カンクン
    2. カンクン → チチェン・イツァ → イスラムヘーレス
    3. イスラムヘーレス → イスラコントイ → イスラムヘーレス
    4. イスラムヘーレス → カンクン → メキシコシティ → グアナファト
    5. グアナファト 
    6. グアナファト → テオティワカン → メキシコシティ
    7. メキシコシティ
    8. メキシコシティ → サンフランシスコ →
    9. → 成田


【8/31】


 成田を夕方に飛び立ったユナイテッド航空はサンフランシスコに昼前に到着。そのままトランジットしてメキシコシティに夕方到着しました。
 メキシコシティは旅の後半に訪れる予定なので、きょうはそのまま国内線へ乗り継ぎです。
 入国審査を済ませてアエロメヒコに乗り込むとアナウンスも注意書きもスペイン語、ラテンの雰囲気に包まれました。
 2時間のフライトでカンクンに到着。
 空港と街は15kmほど離れており、乗り合いのバンを利用しました。ダッヂバンの車内はみな観光客でフレンドリーな雰囲気。今日はリゾートホテルの立ち並ぶホテル地区ではなくセントロと呼ばれるダウンタウンに宿を取りました。
 成田を出て約20時間。疲れたのでコロナビールを飲んで、すぐに寝ました。

【9/1】


 メキシコの旅。最初はマヤ最大級の遺跡といわれるチチェン・イツアへ。
 カンクンからは日帰りのツアーもありましたが、自由に見て回りたいのと、どうせガイドさんの言葉がわからないだろうということで、路線バスで行くことにしました。
 ホテルの目の前がバスターミナル。8時45分発の1等バスは45N$(ヌエボペソ)、座席指定でクーラー&リクライニングの快適な大型バスでした。
 途中、何回か休憩しながら高速道路を走り、昼前に到着。まず帰路の足を確保するため夕方発のバスチケットを購入しました。
 入場料は6US$。現地の人のお土産屋をひやかしてゲートを通ると、整備された遺跡公園が広がっていました。でーんとカスティージョ(ピラミッド)。まずはこれに登って全体を見回すことにしました。これがけっこう急な石段。頂上からは戦士の神殿や古マヤの天文台などが見回せました。数々の見所については遺跡のページを見てね。石段の下りは手すりもなく怖かったです。まじ。 
 訪れたのが9月初旬だったので、噂どおり帽子とミネラルウォーターは必携でした。白人は多くの人がへばってました。
 炎天下の遺跡を満喫し、夕方の1等バスでカンクンへ。クーラーが心地よく、車内は観光客だけなので安心してうとうとしているうちにバスセンターに到着しました。
 北へ10分ほどのプエルトファレスへタクシーで移動。1時間毎に出ている高速船でイスラムヘーレスに渡りました。15N$。
 わずか15分ほどの船旅だったので、エメラルドグリーンのカリブ海を初めて眼にして感激しまくっているうちに上陸となりました。

 さて、宿探し。近くの公衆電話からホテルリストの上から順に電話をかけると、最初の Cabanas Maria Del Mar というココビーチに面した4ツ星に空きがあり、ディスカウントすると言ってくれます。決定。夜半には弧を描く砂浜が月に照らされ、最高のロケーションでした。

【9/2】


 天国のような一日が始まりました。にこにこです。
 まだ、人の少ないビーチでのんびり。
 昨夕、の近くのツアーブースで予約したコントイ島への1日ツアーに参加しました。
 イスラコントイは沖合いに浮かぶ無人島です。ショップで自分にあうゴーグルとフィンを選んで小さなボートで出航。料金は210N$、参加者はみんなで4名でした。
 出航すると、すぐにコーラルグリーンの海。海の色が青とも緑ともいえない綺麗な色をしているのを初めて知りました。珊瑚礁がボートの上からでも見えます。
「魚を釣るから潜っててね」
 ボートのエンジンを止めて船長さんが言いました。 
 10mくらいの海でしばらくシュノーケリングを楽しみました。
 船長さんの釣りも予定通りの収穫があったようで、改めて出発。昼前にコントイ島に上陸しました。
 イスラコントイは無人島。青い海、青い空、真っ白い砂とプライベートビーチのようです。振り返るとジャングルには花や鳥。
 ランチは釣り上げたバラクーダのBBQ、冷えたビールも最高でした。
 食後もビーチでシュノーケリング。いつのまにかカツオドリくんやエイも遊びに来ていました。

 イスラコントイにはカンクンからのクルーザーを使ったツアーも1組来ていましたが、上陸して少しぷらぷらして帰ったようです。のんびりするにはイスラムへーレスからのこのツアーの方がいいみたいでした。
 夕方までイスラコントイでのんびり過ごし、イスラムヘーレスに戻りました。まだ陽が高かったのでツアーで一緒だった人とガラフォン国立公園のビーチで遊ぼうということになり、タクシーをシェアして南端へ。有名な珊瑚礁はハリケーンの被害にあっってしまったようでしたが、透明な海とカリブの熱帯魚を追っていると、あっという間に時間が過ぎてしまいました。
 夜はバンドの入ったレストランへ。南の島の夜はいつまでも終わらないのでした。

【9/3】


 今日は昼過ぎの飛行機でカンクンを離れなくてはいけません。
 予定では朝の船で島を出てカンクンで午前中を過ごすつもりでしたが、イスラコントイの居心地があまりにもいいので、ぎりぎりまでココビーチで過ごすことにしました。
 文字通りどこまでも遠浅の砂浜。夏はオフシーズンということですが、暑すぎるわけでもなく物価も安い季節だし、良い選択でした。

 で、ゆっくりしすぎた気もしてきたので、慌て気味に港へ。高速船でファレス港へ戻り、タクシーをつかまえて空港に直行しました。
 空港に着くとすでに搭乗が始まっていました。島でのんびりしすぎ、最後の乗客だったみたいで、搭乗するとドアが閉められました。うわぁ、ぎりぎり。
 カンクンを離陸し2時間でメキシコシティのベニート・ファレス国際空港に到着しました。今日はグアナファトの街へ行きたいと思っていたので、長距離バスの出る北方面バスターミナルまでタクシーを利用しました。
 バスターミナルに着いてみるとうまい具合にグアナファト行きのバスがあったので、出発までの時間を利用して公衆電話からホテルを予約しておきました。Hosteria del Frayle、200N$。
 グアナファトまでは高速バスで4時間ちょっと。TV、エアコン完備の会的な移動でした。たしか200N$くらい。
 グアナファトに到着すると陽はすっかり暮れていました。バスターミナルは郊外にあったので、ホテルまではタクシーで。古い石畳の街区はカンテラで照らされて、中世の雰囲気です。

【9/4】


 今日はメキシコにあるコロニアル都市のなかで最も美しいと言われるグアナファトを散策。コロニアル? スペイン統治時代の建物というわけで、中世ヨーロッパの雰囲気が中米のこの地に色濃く残っているというわけです。
 石畳の旧市街を歩いていると、教会や市場、公園などの集まる界隈に出ました。建物はパティオを持つ形式で、覗いてみると緑の中庭が囲まれていました。

 グアナファトは銀の産出で華やいだ街だそうで、市場には食器から土産物まで銀製の商品が並んでいます。街の人たちは人なつっこい笑顔の人が多く、中米らしい原色の色使いの服や装飾が華やかでした。
 市営墓地の近くにミイラ博物館があります。グアナファトの土壌と気候が土葬された人たちを自然に良質のミイラにしてしまうらしいです。詳しくはこちらのページへ。
 タクシーで往復したのですが、石畳の道を走るかと思ったら何本かの地下トンネルを利用しました。この石造りの地下トンネル、昔の地下水道を再利用しているものだそうで、面白かったです。

 夕方からはピピラ展望台へ。中世の街を見下ろすポイントで夜景の名所でもあります。夕闇とともに家々に灯りがともり、ロマンチックな雰囲気でいっぱいでした。あーぁっと。

【9/5】


 グアナファトは今まで知っていたメキシコのイメージとはまた違う印象を与えてくれました。

 高速バスでメキシコシティへ。途中の料金所には機関銃を持った兵士と新聞売りの少年、花束を売る少女が混じって立っていました。

 昼過ぎにメキシコシティのバスターミナルに到着。バスを乗り換えてテオティワカンへ行くことにしました。
 調べると到着したのと同じ北方面バスターミナルから1時間毎に便があるとのこと。思いのほかスムーズに移動できました。
 50kmの道のり。途中、高速道路を走って約1時間でテオテイワカンのゲートに到着。チチェンイツァに比べて閑散としていました。
 それにしても広大なエリア。死者の道と呼ばれる中央の道は4kmあるそうです。まずはその道の突き当たりにある月のピラミッドへ向かいました。
 高さ46mのその頂上に登って太陽のピラミッドをはじめ数々の遺跡を眺めていると、吹いている風が紀元前のテオティワカン文化やアステカ文明の匂いを運んでくるような気分になりました。詳細はこちらへ。

 予想以上に広大だったので、主だった遺跡を見歩いているだけで夕方になってしまいました。ここで陽が暮れたら心細いなぁ、とインフォメーションの建物へ向かいましたが、すでに閉館していました。レストランも終了、観光客も他に見当たらず、本当に心細くなってしまいました。
 ポツンとバスを待っていると陽が暮れました。
 無事にメキシコシティ行きのバスが来たときにはちょっと安堵のため息が出ました。とはいえ、快適にバスは走行し再びメキシコシティのバスターミナルに到着。
 今日のホテルは市の中心部、ソカロ(中央広場)を挟んで国立宮殿と対峙するという場所に位置しています。バスターミナルからメトロで行こうかとも思いましたが、テオティワカンで足が疲れてしまったのでタクシーにしました。物価が安いので、ついつい安易にタクシーを利用しちゃいます。

 ホテルは国立宮殿のほか、カテドラルにも隣接していました。そのため思わぬ時間に間近で鐘がなり、ちょっとうるさかったな。

【9/6】


 ホテルの脇がカテドラル、その裏にアステカの都を彷彿とさせるテンプロマヨールがあります。ビルの工事中に発見されたこの遺跡は、アステカ時代の中央神殿です。
 スペインの侵略によってアステカ文明は滅亡したわけですが、メキシコシティ中心部の地下に、宗教文化を中心とした彼らの都市遺跡が現在でも眠っているわけです。
 新大陸で行われたこの行為を目の当たりにすると、宣教師が数多く布教に来た日本が同じ目に遭わなくて良かったなぁと考えてしまいました。

 ひととおり見学したあと、地下鉄に乗ってチャプルテペック公園に移動しました。
 地下鉄を降り(無事にスリにもあわず・・・)、広大なチャプルテペック公園の木立を抜けて国立人類学博物館へ向かいました。
 人類の起源から始まり、テオティワカン、トルテカ、アステカと続く帝国やマヤ文明。44,000uというからほぼ東京ドームに匹敵する博物館はとても半日で回れるようなものではありませんでした。詳しくはこちら
 興味のあるものを中心に見て回り、夕方から民芸品を探しにサンファン市場へ繰り出しました。銀細工や革小物などがいっぱい並べられていて、おばちゃんとの交渉も楽しかったです。銀細工を値切って手にいれ、得意な気になりましたが、本物なんだろうなぁ。いちおう925の刻印がありましたけど。

【9/7】


 前半はリゾート、後半は遺跡と充実したメキシコ旅行も最終日。早朝だったのでホテル前に待機しているタクシーで空港へ向かいました。たしか100N$しなかったと思います。

 ユナイテッドのカウンターで無事にチェックインして機上の人に。往路とおなじくサンフランシスコでトランジットして帰国の途につきました。

【9/8】


 成田に到着。

 カリブの海の青さ、強烈に焼き付きました。

 →あの海に潜りたい!ということでダイビングを始めるキッカケになったのでした。(・∀・)
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